40 ページ40
午後9時前
「しげ！！」
勢いよく開く病室のドア
ライブが終わって直ぐに駆けつけた
メンバーのみなさん
「…しげ！！」
ベッドに駆け寄って重岡さんの名前を呼ぶ
目に涙をいっぱい溜めて
重岡さんの手を握る小瀧さん
唇を噛みベッド柵を静かに掴み 立ち尽くす藤井さん
ひたすらささやくように声をかけ続ける濱田さん
濱田さんの横で ベッドに眠る重岡さんを祈るように見つめ続ける神山さん
桐山さんと中間さんが倒れた時のこと、現状とこれからについての話聞くために相談室にやって来た
ステージから降りてすぐに苦しみ出したこと
原疾患の悪化と軽度の熱中症がみられたこと
でも、今は眠っているけど
とりあえず安定はしてきたこと
これからについては…
どの方向に転んでもおかしくはないこと
つまり、また回復する場合もあれば 悪化の一途を辿る場合もあるということ
それは医師にも分からない
本人の身体次第だということだった
『…本当にすいませんでした、』
医師とともに説明の場にいた私は気づけば
中間さんと桐山さんに向かって頭を下げていた
「…え？Aさん？」
『私がもっと早く異変に気づいていれば、私があの場で無理にでも今日の出演を止めておけば…』
「Aさん、それは絶対違います！」
謝る私の肩に手を触れる中間さん
「Aさんに責任なんて一切ありません、そもそもこうなったことに誰にも責任なんてありませんよ！
しげの心臓がちょっと疲れただけ、彼はこんなことで死ぬような弱いやつとちゃいます、絶対また目覚まして僕のこといじり倒ししてきますから！
謝らんといてください」
「そうですよ、しげが��Aさん俺のことめちゃめちゃ分かってる、あの人すごい�畍世Δ討泙靴拭�
だから、大丈夫、Aさんもしげも大丈夫です。
逆にあの時、しげの側にAさんがいいひんかったらって想像する方が怖いです
…それに、しげは今日ステージに立ったこと絶対後悔してないと思います、根拠はないけど、そう思います」
そう、力強く話すと
隣で大きく頷く中間さん
『…っ…すいません』
今、彼らに寄り添うべきは私なのに
私が励まされてどうする
でも、この時は涙が溢れて止まらなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛(プロフ) - すぴんさん» これからどうなることもあり得てしまうので、重岡くん暖かく見守ってみてください笑 また随時更新したいと思います！ (2019年1月11日 9時) (
レス) id: ed1db7fc73 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - 重岡くんがステージに少しでも立てるまでになって良かった…でも完治ではないし急変もあったりこれからどうなるのか心配とドキドキです。メンバーや看護師さんのサポートは温かくて…良いお話ですね。重岡くんどうか無事で…。また更新楽しみにしています！ (2019年1月11日 1時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 重岡担さん» ありがとうございます またお話が動きそうな予感…です笑 更新が楽しみと言ってくださる方がいることがありがたいです、拙い文章しか書けませんが励みになります (2019年1月11日 0時) (レス) id: ed1db7fc73 (このIDを非表示/違反報告)
重岡担 - 本当に次の更新が毎回楽しみです！！次が気になって気になって､､そして、毎回涙です。。更新､定期的にして下さるのが嬉しいです！！陰ながら応援してます！！更新頑張ってください！ (2019年1月10日 23時) (レス) id: 5833ae3a0f (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - すぴんさん» ありがとうございます涙 リアルっぽくなっているか不安でしたが、このような感想いただけて嬉しいです。これからも、コンスタントに更新したいと思っているのでよかったら覗いてみてください！ (2019年1月8日 11時) (レス) id: ed1db7fc73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛 | 作成日時：2019年1月4日 1時
