小悪魔あの子を落とすには arcn

Story＿05 ページ5

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有岡side☆





大貴「あー、もう伊野ちゃん聞いてるー？」


慧「んー？だから大ちゃんがその新入生を好きだって話でしょ？」


大貴「好き？俺が！？」


慧「そうだよー、だってさっきからその子の話ばかりだよ。もう3回目」


大貴「違う、好きなわけない。だってアイツはやばい奴なんだ」


慧「好きになるのにやばいとか関係ないでしょ。それは性別も同じ」



保健室から戻ってきた俺は、どうやら伊野ちゃんにあの問題新入生の話を何度もしていたらしい


そのおかげで伊野ちゃんには俺がアイツの事好きだって勘違いされるし


誰があんなやつ。


大貴「伊野ちゃん、あいつには気を付けた方がいい」


慧「……新入生のことー？」


大貴「そ。顔が綺麗だったら誰にでも手を出してるみたいだし。伊野ちゃんも狙われるかも」


慧「えぇ、そうかなぁ？可愛いんなら別に俺はいいけどね」


大貴「い、伊野ちゃん？伊野ちゃんはあんな奴みたいにビッチになったらダメだから！」


慧「大ちゃんってほんと新入生の事気になってるみたいだね。お昼行ってみる？」


行きたい

けど、これは俺がアイツのこと気になってるんじゃなくて

ちょっとからかいに行くだけで…。

そうだ、別に気になってなんかねーし



大貴「伊野ちゃんが行きたいならしかたねーけど」


あの生意気後輩を今度こそ泣かせてやる

ごめんなさいっ先輩って、従わせてやる




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