小悪魔あの子を落とすには arcn

Story＿32 ページ32

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知念side☆








好きになっちゃった？

なんて、余裕そうに言っといて

実際余裕なんてないのかも…。



涼介に有岡先輩がいじられてる内容が僕だったから一瞬考えてしまってフリーズしてしまった


そんな先輩は、完全に否定してて
なんだか少しだけ胸が傷んだ


僕は先輩に隙を見せたら負けなのに。




大貴「…知念、可愛いから」



ふと、聞こえたその声は聞き間違えだろうか？



慧「大ちゃん、声に出てる」


涼介「有岡先輩、やっぱり知念のこと好きなんじゃねーの」



そんな2人に言い詰められ有岡先輩は僕をちらりと見ると俯いた。


その頬にはほんのりと色がついているのが分かる


いや、でもそんな

だってあの有岡だし


だけど僕を落とすなんて言ってきて、そんなこと言う前に先輩が僕に落ちてどうするの


余裕そうに、

そうだよ。



僕は、…。




侑李「…涼介、片付けるの手伝ってくれる？」



本当は、素直になりたいのに


心だって、素直にならないとダメなのに


そうなったらダメなんだとイジを張る自分がいる。



有岡先輩には落ちないと、勝手に自分を縛り付けて



だって皆、遊びに付き合う僕を好きだと言うんだ


僕に近寄ってくる人達はいつもそう

噂を聞けばそれに流されるように僕を誘う



ノリがいい僕のことが皆は大好きで必要としている



どうせ、有岡先輩だって身体目当てだ。



他人に弱さを見せてしまうと、脅されるだけ

いつも強気でいなきゃ。




そう思ったのに、僕は2人を誘った

本当は、もっと泣きたいし我儘言いたいし本音を聞いてもらいたかったり…



だからなのかもね。




そんなこと自分で気付いてるくせに、未だに偽りの自分を演じてるのも馬鹿馬鹿しく思えてくる





．

皆さん遅れてすみませんm(_ _)m
作者は今忙しい時期に入っております

また長時間開けることもあると思いますが、ゆっくりでも早くても頑張っていこうと思います

ご理解よろしくお願いします(＞_＜)💦

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