小悪魔あの子を落とすには arcn

Story＿27 ページ27

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有岡side☆







俺を庇ってくれた知念

その優しさに驚いていた。



俺のことを嫌っているはずなのに

それでも庇った知念は何を考えてるんだろう


それともただ、話がごちゃごちゃになるのを防ぐためなのか分からない



侑李「伊野尾先輩、」


頭の中でずっと考えていると口を開いたのは知念だった。


さっきの知念とは違ってしっかり目を見て話している


侑李「今日、用事ありますか？」


慧「…え？特にないけど。それもしかしてお誘い」


大貴「今日俺知念家に泊まんのよー。だから伊野ちゃんも」


侑李「有岡先輩は別に許可したわけじゃないですけど」



いつもの知念だ。

よかったと言いたいけど、やっぱりこの態度は気に入らなかった

でもそんなこいつに惹かれていっている俺がいる

さっきだって、無意識に手を伸ばして…。



慧「いーの？俺も行きたいな」


大貴「じゃあ決まりだな」


知念の家って、どんなところなんだろうか

だけどまさか俺が知念家に行けるなんて思ってもなかった


俺が無理矢理知念のパーソナルエリアに入ったって感じだけど結果的に悪くはないだろう



侑李「僕そろそろ戻りますね」




そう言って知念は教室に戻っていった。




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