小悪魔あの子を落とすには arcn

Story＿01 ページ1

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有岡side☆





俺は、ごく普通の男子高校生


勉強もそこそこ出来るし、友達は多い方だ。

入学式も終わって、新しい教室に足を運ぶと、いつもの様に女達が寄ってくる


「大貴くーん、おはよぉ」


「ね、大貴さん、今日一緒にお昼ご飯食べませんか？」


大貴「あー、ごめんね、俺伊野ちゃんと食べるから」


見ての通り、俺は女からモテているらしい

そんな周りの影響か分からないが、
寄ってくる女は抱く

そんな考えになっていた


しつこい女は抱いただけで、付き合ったと勘違いしてどこまでもまとわりついて来る奴もいる


だけど俺は付き合うつもりはない


だって、伊野ちゃんがいるから。


慧「大ちゃん、おはよー」


欠伸をしながら、その眠たそうな瞳に涙を溜めて見てくる伊野ちゃん


そう、伊野ちゃんは俺の幼馴染で、女からも男からもよくモテる


彼はものすごく、可愛いんだ


大貴「伊野ちゃん！おはよー！」


でもそれは、好きという恋愛感情ではなくて友達としてこんな純粋で綺麗な伊野ちゃんを男達から守りたいという気持ちだ


席替えをして、運良く伊野ちゃんと近い席になった


大貴「伊野ちゃん、課題やったー？」


慧「大ちゃんもしかしてしてないの？」


大貴「それがさー、まだ休みあったから後半しても間に合うと思ったんだよー！」


慧「しょうがないなー、見せてあげる」



そんな優しい伊野ちゃんは勉強もできる天使


もう俺、伊野ちゃんだけでいいや。


そう思っていた





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