〈◇〉ダイヤのおとぎ話

ももたろう2＊小湊亮介 ページ9

ある日、A太郎は2人に言いました。





A「鬼ケ島に悪い鬼が住んでいると聞いたんだけど、ほんと?」





結城「うむ。そうだが。」





と哲おじいさんが答えると、





A「じゃあ私が行って退治してくる!

純、きび団子をちょーだい!」





純おばあさんはきび団子を作り、A太郎はそれを腰の袋に入れるとさっそく鬼ケ島に向けて旅立ちました。





A「じゃあ、行ってくるねー!!ばいばーい!」





旅の途中、桃太郎は沢村犬に会いました。





沢村「A太郎先輩!!袋の中に何が入っているんだ!?」





A「敬語。純のきび団子だよ。」





沢村「え、ヒゲ先輩の...?」





沢村犬は純おばあさんのきび団子を嫌がりました。





A「美味しいよ。上げるからついてきな。」





A太郎は無理矢理、沢村犬を家来にしました。


A太郎と沢村犬が歩いて行くと、金丸猿がやってきました。





金丸「A太郎さん、袋の中に何が入っているんすか?」





A「純のきび団子だよ。」





金丸「俺にも1つくれないっすか?」





A「いーよ、ついてきな。」





金丸猿はA太郎から1つ団子をもらい家来になりました。


しばらく行くと、降谷キジが飛んできました。





降谷「A太郎先輩、ください。」





沢村「おい、降谷!!それじゃ意味変わるだろ!!!」





降谷「...」





沢村「無視すんなー!!!」





まぁ、なんとか降谷キジも家来にしました。


しばらく行くと鬼ケ島が見えてきました。





沢村「あれが鬼ケ島に違いない!! ンフー」




沢村犬が吠えました。





金丸「お前、いちいちうるせーよ!!」





A「2人ともうるさいから。」

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