シンデレラ2*結城哲也 ページ3
最後に魔法使いはAに1つだけ注意を与えました。
滝川「12時を過ぎれば馬車もドレスも魔法が解けて元の姿に戻るから、必ず12時までには戻ってこい。」
A「わかりました。かならず12時に戻ってきます。」
Aはそう約束して、大喜びで舞踏会へ出かけました。
さて、舞踏会に着いた美しいAは、
たちまちみんなの注目の的となり、
王子様もAの美しさに気づき、Aを踊りに誘いました。
結城「俺と、踊らないか?」
A「もちろんです。王子様!」
Aは王子様と夢のような時間を過ごしているうちに、
時の経つのも忘れてしまい、気がつくと、時計が12時を打ち始めています。
魔法使いとの約束を思い出したAは駆け出しました。
A「あら大変!12時だわ。もう帰らなくては...!!」
まだAがどこの誰だか聞いていなかった王子様は引き留めようとしましたが、
Aはあっという間に消えてしまいました。
階段にはAが履いていた美しいガラスの靴が片方だけ残されていました。
王子様は何とかしてあの舞踏会の女性を探し出そうと、おふれを出しました。
『ガラスの靴がぴったり合う女性を自分の妻にする』
というので、身分の高い女性から次々にガラスの靴を試してみましたが、ガラスの靴がぴったり合う女性は誰もいませんでした。
王子様の使いはAの家にもやってきて、
義理のお姉さまたちも靴を試しますが、
何とかしてガラスの靴を履こうと無理をしましたが、無駄でした。
そこへAが進み出て、王子様のお使いに、
A「私にも靴を履かせていただけますか?」
と頼みました。
亮介「何をバカな事を言っているの。やめなよ。」
倉持「そーだ!そーだ!!」
御幸「お前なんかが履いても変わらねーよ。」
倉持「そーだ!そーだ!!」
そう義理のお姉さまたちはいいましたが、
お使いはAにも履かせてみると、
ガラスの靴はまるでAのために作ったかのようにぴったりでした。
お使いは、
『この方こそ王子様の探しておられた女性だ!』
と言って、Aをお城へ連れて行きました。
そして、Aは王子さまと結婚して、いつまでも幸せに暮らしました。
Fin.
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満海 - 稲城の城が代になってました。 (2016年6月25日 19時) (レス) id: b0693f5649 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ@新旧二遊間Love(プロフ) - なぽる@二次元逃避さん» 遅くなるかもしれませんがOKです! (2015年9月22日 22時) (レス) id: 665f2a4ef1 (このIDを非表示/違反報告)
なぽる@二次元逃避(プロフ) - あ、小湊兄の方の二遊間で^_^ (2015年9月22日 18時) (レス) id: e4d1eecb93 (このIDを非表示/違反報告)
なぽる@二次元逃避(プロフ) - はじめまして!これ超絶面白いです( ^ω^ )そして、リクエストお願いします!赤ずきんを二遊間コンビで!お願い出来ますか? (2015年9月22日 18時) (レス) id: e4d1eecb93 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - 了解です( ̄^ ̄)ゞ (2015年9月10日 17時) (レス) id: 3ab10a022f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユノ@新旧二遊間Love | 作成日時:2015年9月6日 0時