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あの“惨劇”から14年。
君は、彼女に引っ張られて帰ってきた。
彼女は、変わらず戦う。
君も変わらず、運命に流されるまま。
そして、今も、前も、世界から嫌われる。
君が幸せになるには、多大な犠牲と、破滅と、悲しみが必ず生まれる。
逃げても、戻って。
拒んでも、求めて。
傷つきたくないのに、助けて。
どうして、君だけなのだろうね。
たったひとつの願いのために、大きな罪を背負って。
その罪を、僕が、変わってあげられればいいのに。
そうすれば、君は笑ってくれるのかな。
君が傷付かず、罪も背負わなければ
君は、“幸せ”になってくれるのかな。
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作者名：シズル（ゆるリー） | 作成日時：2021年2月24日 15時
