【名探偵コナン】チート？いいえ凡人です (ページ7)

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米花町へトリップして早くも1ヶ月が経った

だいぶこの生活にも慣れてきたし、変わったことも特にない

『普通って素晴らしい…』

「あ！」

うっわなんか聞いたことある声がする

無視しよう

「お姉さん！」

『……』

「黒いパーカー着てるお姉さん！無視しないでよ〜」

『…………』

こんの……わざとらしい笑顔しやがって

「…あぁ、確か君は……」

コ「江戸川コナン！お姉さんは……橋本Aさんだよね？」

あれ、自己紹介したっけ…

あぁ事情聴取の時か

『よく覚えてるね。随分記憶力のいい小学生だ。将来有望だね』

コ「ま、まあねー！」

いやぎこちな。よく今まで怪しまれなかったな

『それで…私になにか用かな？坊や』

コ「コナンでいいよ！んーとね、たまたま見かけたから声かけてみただけ！」

『そっか。じゃあもう用はないよね？ばいばい坊や』

コ「……」

ちょっと大人気ないかな……まあ仕方ない

「おや、コナン君じゃないか」

『！』

最悪だ

このタイミングで頭脳派ツートップに囲まれるとは

コ「安室さん！これからポアロ？」

安「あぁ、梓さんと買い出しの帰りだよ」

え

梓「わあ！あの時の！」

『は、はは…』

勘弁してくれ…

＊＊＊

さて問題。ここはどこでしょう

梓「お待たせしました！こちらアイスティーでございます！」

『…どうも』

はい、正解。ポアロです

梓ちゃんにあの時のお礼がしたいと言われ来ました

まあ正確には、あの悪魔二人に論破されたからなんだけど…

数十分前の会話で…

梓「ぜひこれから来てください！」

『あーいや予定が…』

コ「ないよね？見たところ何も持ってないみたいだし、散歩中でしょ？」

ばれたか…

安「貴方の話は以前梓さんからお聞きしました。是非ご馳走させて下さい。

まあ……無理にとは言いませんが」

『……』

おい目が物語ってるぞそこの二人

これは逃げられないな…

と、言う訳

はあ…隣でにこにこオレンジジュース飲みやがってコーヒー飲めるくせに

まあでもなんだかんだポアロに来れたのは嬉しいな、マニアとまではいかないけど名探偵コナン好きだし

せっかくだからなにか頼むか……ポアロは何が一番美味しいのだろうか

メニューを見ようとすればすかさずカウンター越しに私の目の前に安室さんが立つ

安「ハムサンドがおすすめですよ」

『…じゃあそれをお願いします』

安「かしこまりました！」

…嫌な笑顔