＊ 精一杯 ページ8
〈智side〉
『…………智くん』
確かに名前を呼ばれて重かった目を開ける。
えっと…お昼に気持ちが悪くなって
トイレに行って、そしたら松潤に………
あ、ばれちゃったんだっけ。
せっかくばれないでここまで隠してこれたのにな。
2人に余計な迷惑かけちゃったよな。
布団を肩まで引き上げようとすると感じた重み。
ベッドに突っ伏した状態で眠る翔くん。
揺さぶって起こそうとして手を止めた。
目の端から流れる涙。
頬を伝っていったのだろう、
シーツにはすでに大きくシミが出来ていた。
このとき気が付いた。
翔くんを起こしても掛けられる言葉がない。
”風邪ひいちゃうよ”って？
こんなところで眠らせる原因は誰にあるんだよ。
それとも”ごめん”って？
迷惑かけて？
ニノたちに黙っててなんて口止めして？
病気になってごめん？
そうやって謝る理由を考え始めたら俺の手は
静かに翔くんの頭に乗せるのが精一杯だった。
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花蓮(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。Nさんの作品見させていただきました。今後も引き続き覗かせていただきたいと思います。お互い作者としても頑張りましょうね^ ^ (2017年3月25日 17時) (
レス) id: d12f842759 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - 面白くて続きがすごく楽しみです！あ、嵐とは関係ありませんけど是非、私の作品もお願いします。駄作ですけど、良ければ。 (2017年3月18日 22時) (レス) id: 9d2fff06b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2017年2月1日 22時
