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怖くてぎゅっと目をつぶっていると
信介さんの手は口を抑えていた私の手を優しく振りほどいた
「なんて言ったか聞こえへんかった」
「え…」
「せやからもう一回言って？」
おねだりするように眉毛をちょっと下げる信介さんは本当にずるい
「…好き、って言いましたすみません」
「なんで謝るん」
「だってほぼ初対面で急に好きとか言われたら誰だって嫌じゃないですか」
むっとする信介さんを見ているのがいたたまれなくなってバッと目をそらす
不穏な空気が漂う中、信介さんが口を開いた
「じゃあ言うけどな、お前は今俺に好きって言われたら嫌なんか？」
もう一度信介さんの瞳を見ると真っ直ぐで吸い込まれそうになった
「…嫌じゃないです」
「せやろ、それは俺も同じや」
「じゃあ、じゃあ…好きって言ってもいいんですか？」
「なんのための夫婦やねん…言うてええに決まっとるやろ」
「よかった…ありがとうございます」
ほっと安堵のため息をつく私
「やけどその代わり」
「その代わり？」
「俺やってお前のことが好きで結婚しとるんやから、好きって言わせてもらうで」
「…へ？」
好きで結婚してる？？
強制結婚じゃないの？
「なんや」
「強制結婚じゃないんですか？」
「何言うとるん、結婚相手ぐらい自分で選ぶわ、あほ」
あほ…まあ知ってましたけど←
「それに」
「？」
「俺小さい頃からお前のこと見てたしな」
どこで…？
学校も違うし会ったことないはず…
「私信介さんと初対面なんですけど…」
「そうか、お前は覚えてないんやな」
そうかそうか〜覚えてくれると思うてたのになあ〜と独り言のように呟く北さんに掴みかかる
「あっ、あの！教えてくださいそのこと！」
目を見開いた信介さんは私の手を優しく握った
「とりあえず落ち着こうか」
「あああ！すみません掴んだりして！」
「平気やで、Aのお望みとあらば一から教えたる」
口角を上げて妖しげな雰囲気を出す信介さんにドキッとした
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とっと - うはぁぁ！北さんがあざとすぎる、北さんをカッコ可愛くし過ぎ罪で、ましろさんを逮捕します！！！へっへっへ 北さんはいただくぜ (2019年4月11日 22時) (
レス) id: f0db948643 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - わ〜！ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年9月18日 22時) (レス) id: ebaf14928f (このIDを非表示/違反報告)
おしょうゆ - んんんん続きが欲しい！！読みたい！！楽しみにしてます！ (2018年9月7日 20時) (レス) id: a5fb1075f4 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - そう言ってくださると嬉しいです。励みになります！更新頑張ります！ (2018年5月8日 22時) (レス) id: ebaf14928f (このIDを非表示/違反報告)
りんね - ずっとニヤニヤしっぱな私が・・・。更新頑張ってください！ (2018年5月4日 19時) (レス) id: 8968c8336d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2018年4月4日 12時
