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卒業式が始まった
門出を祝う言葉が次々と発せられる
小学校のときも中学校のときも同じような言葉を聞いたなあ、なんて呑気に考える
『不安と希望を胸に、未来へ羽ばたいてください』
とかなんとか
確かに昔は新しい環境に不安ばかり募らせていた気がする
今は慣れてしまって新鮮味のない毎日が続いていたけれど
ちらっと男子の列を見ると真ん中あたりに月島が座っていた
いつも猫背気味な姿勢を正して座るその姿に胸がきゅーっとなる
ああもう卒業なんだ
この日常は続かないんだ、って
実感は湧かないけど、なんとなく気配で感じ取ってしまう
卒業したくない、なんて
大人になれない子供のわがままなんだけどね
それでもしたくないと思っちゃうよ
だって月島と会えなくなるんだもん
月島は私のことなんて何とも思ってないだろうけど
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ましろ(プロフ) - ツッキー初めてだったので上手く書けたか不安だったのですがそう言っていただけて安心しました笑読んでくださってありがとうございました! (2018年3月31日 23時) (レス) id: ebaf14928f (このIDを非表示/違反報告)
しらす - ツッキーの意地悪さがいい感じにでてて、キュンキュンしました(*´ ˘ `) (2018年3月28日 0時) (レス) id: 4a27ea5fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2018年3月9日 17時