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綺麗にラッピングされた袋を

綺麗な白い手で渡してくれた

「これはさむのや、不味くても返品不可やからなー!」

なんて冗談まじりに言っとくる

つむも貰ったようで
(当たり前やけど)

早く食べたかった俺はリボンをほどき、袋を開けた

つむは先にチョコを口に入れ

ぱああっと顔を輝かせ

口の中で溶けたチョコを堪能しながら

「めっちゃ甘くて美味しいな、さすがAやわ!!」

と満面の笑みで言うた

俺も同じように口の中にチョコを入れる

「…苦い?」

気づいたら声に出てしまったんやろな

ちょっぴり不安そうに俺を見てくるA

「ごめんな、不味かった?」

急いで首を振る

「不味いわけないやん、ただ…」

「ただ…?」

「苦いなあ、って思うて」

そう言うと

ああ!と納得される

「さむは大人っぽいからビターチョコにしたんやけど、平気やった?」

覗き込むように聞かれ頷く

「へーきやで」

それを聞くと安心したように

よかったわー、と満足そうに笑っていた








甘いのが好きなんて言えへんな

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設定タグ:ハイキュー , 稲荷崎 , 宮治   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ましろ | 作成日時:2018年2月13日 23時

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