episode8「試験3」 ページ9
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Aside
ぶっ飛ばす..だと？
ふざけんじゃねぇよくそ弟がっ！
「こちらの台詞だよ..勝己くんよっ、」
そういうと、勝己は僕に個性を発動しながら飛び掛かってくる。
「さぁーて。勝負と行こうか。勝己..くん？」
丁度仮想ヴィランも一通り潰したとこだ。
僕は指を鳴らし、挑発する。
「舐めんじゃねぇぞ！くそ兄貴ぃぃぃ！」
はぁ..
「そういうすぐ切れて冷静さを失うとこ..全く変わってないよね..」
「あ！？」
「戦場では常に冷静さを保て。それでもヒーロー志望なのかな？」
僕は近接が個性的に圧倒的に不利だが、僕もこういう時の弱点を補うために鍛えてきた。
「無駄だよ。君の攻撃はワンパターンだね。見えるし読める。」
攻撃を回避し、二発目の攻撃を受け流す。
二回目を外し、よろめく勝己の隙を逃さない。
勝己の腹を殴り、すぐさま顎をアッパーで殴り飛ばす。
低身長の僕でも、力を全身で使うことが出来たら、いくら勝己でもそう耐えられないだろう。
勝己は吹っ飛び地面に崩れるが、すぐに立ち直す。
「くそがぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
「だーから。そういうところだってば。」
個性が発動されている拳に当たればきっと僕は確実に病気送りだろう。
だか、今の爆豪はもはや猪。
ただ獲物を狙い続ける獣と変わりない。
走って突進してくる、勝己に対し、回し蹴りを顔に繰り出す。
勝己は吹っ飛び、倒れる。
「白目向いてるよ..やり過ぎたかな？.いや今までのことを考えたらむしろもっとやるべきだな。」
そうして、僕は気を失っている爆豪の側に近づき、腰を下ろす。
「今から君をいたぶってあげるよ。..そうだな、今まで君が僕にやってきた分、顔に百五十発。腹に三十発ってところか。」
んじゃ。
「いーち。にーち。さーん。よーん。ごー。」
数を感情しながら、僕は勝己の顔や腹を蹴っていく。
周りの奴らの顔をみるとみんな恐怖で顔を歪め震えさせている。
ろーく。しーち。はーち。きゅーう。じゅーう。
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作者名：テルテル | 作成日時：2019年2月5日 22時
