今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,353 hit
小｜中｜大
episode6「焔」 ページ7
ーーーーーーーーーーーーーー
Aside
そろそろやるか。
僕は、高台に登り、叫ぶ。
「おーい！試験者達さんは今すぐ！今から起こる火災に！気をつけて下さい！」
じゃないと..死んじゃうかもね？と付け足して。
きっとこの時の僕は今までにない邪悪な笑顔をしていただろう。
そうしているとすぐ、周りがざわつき始めた。
「はぁ！？なんだよ火災って？」
「そうだそうだ！説明しろ！」
試験者達は口々に騒ぎ始める。
そんな様子の試験者達に僕が思ったのは
「雄英に受ける人って、少しは察しのある人がいると思ったんだけどな..？」
なんて、割とどうでも良いことだった。
そういえば弟は？
騒いでいる奴らの中にはいなかった。
死ぬならそれはそれで。
全然いいや。
..僕って
..まぁいいや。
やろ。
「個性..『焔』」
そう呟き、個性を発動させる。
「ちょっと待って！地面地面！」
「おい！上見ろ上！」
発動させた瞬間、上から火が降り。
地面は燃え上がる。
試験者達は悲鳴をあげ。泣き喚くやつもいる。
「うわぁぁぁぁぁあぁあ！！足がぁぁぁあぁ！」
「誰か助けてぇぇぇぇぇ！！」
あはは。
愉快愉快。
その光景を見て僕が思ったのは。
そんなことだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルテル | 作成日時：2019年2月5日 22時
