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誕生 ページ3

「ぅぅ..」
目を覚ますと俺は見知らぬ場所にいた。
周りを見渡すと、ゆりかごのような所に入れられており、椅子や、机など見るからに子供の部屋のようだ。

周りのものが大きく見える。
俺が小さくなったのかって、そんなわけないよな。

(ここ..どこだ?)
こんな場所は知らない。


俺は確かトラックに轢かれて..
もしかして、助けてくれたのか?


だけど
思い出せない..轢かれた後の記憶が..

ていうか、まともに声が出せない。

こんなとこにいてもしょうがない

(とにかく、立って人を探そう.)

と、思ったけど、立てない
(力が出ない.)

もう一度立ち上がろうとしたが、立てない。

(どうしよう..と言ったって立てないんじゃどうしようもできないじゃないか..)

どうしたらいいんだ..

そうしてるうちに足音が聞こえた。

(もしかして、誰が来たのか?助かったっ!)

だがまだ安心はできない。

この足音の主がこの部屋に入って来たとして、そいつは俺の味方なのかどうかだ。

そいつがもし敵なのであれば俺は多分助からない。

こればかりは運任せだ。

頼むぞ、神様。

ガチャリ

「ちゃんと良い子で待ってたのね。偉いわ」

声の主に視線を合わせると
紫色の髪の綺麗で優しそうな女の人がいた。

(この人は誰だ?)

暫く警戒していると、女の人は俺を抱っこして

「もう一ヶ月か..大きくなったわね。..向こうへ行っても良い子でいるのよ..」

(一ヶ月?、向こう?)

するとこの女の人は俺を抱きながら立ち、ドアの方に向かった。

そして、一瞬だけ、ドアに向かう時、鏡が見え、自分の顔を見ることができた。

(どういうことだよ..俺赤ちゃんになってる!..っ)

あまりの衝撃のあまり、気絶しそうだったがなんとか耐えた。

それよりもまず、この女の人が俺を連れて何処へ行くのかが気になる。

とりあえず、現状を把握しよう。

多分だが、この女の人は俺のお母さんだ。多分

そして俺は何故か赤ちゃんになっている。

これは俗に言う、生まれ変わりなのだろう。

でもそれならなんで前世の記憶なんか持っているんだ?

今わかっているのはこれくらいだ。




何処へ連れて行かれるのだろうか..

喰種..?→←「よっしゃ、滅茶苦茶書いたろ」設定編



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作者名:テルテル | 作成日時:2018年11月30日 20時

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