有 名 人 。 【Sakamoto hayato】

#12 ページ13

*

「と、とりあえず、今日大学あるから行ってき、ます。」


課題出さないと、あの女の先生怖いからなぁ〜


玄関までそそくさに走る



坂「車で来てないやろ？


送る。」


さりげなくカバンを持ち、手を繋ぐ。



な、なんだよ… 以外と、優しいところもあるのか。


「あ、ありがとうございます…」


ぎこちなく言ううちに、坂本はにやにやして、


坂「そんなかたまんなや。もしかして、惚れたんか？」


ナルシスト発言←

ウインクしながら、言ってくるとかまじきも。


「は、きっしょいわ。」←


坂「お前なぁ…笑」



そう言ってないと今の状況はうちにとって、慣れてないからどーしたらいいのか分かんねぇんだよ！！！


「…っ///」


恥ずかしくなって、顔が赤くなってんのが徐々にわかる。


坂「…うわ。一人でニヤついとる。

きっしょ。」←


「⚫ね。」



ほんま、これからずっと坂本が飽きるまで使い続けられるってうち結構大変じゃん。




これから先ずっと、この坂本には恋しちゃいけない。

終わりが見えているから。


この坂本は、落とすことが目的なんだから。


うちの恋心を利用しようとしているんだ。


だから、 こんな奴なんかに負けてたまるか。



「…あーあ、なんで挑んじゃったんだろ…」



もういっそう、早く捨ててほしい。



坂「…」



いやいや、だめだ。弱気になったら！


もう、挑んでしまったのは仕方ない。



これから、坂本勇人とうちの勝負が始まった。

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