口悪正論女 vs 反日BTS

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携帯のタイマーが
誰もいない部屋に鳴り響いた




ピピッ




--「Aのこと愛せなくてごめんなさい」




--「私が母親じゃなかったらAは変われたのに」




--「貴方の人生をめちゃくちゃにしてごめんなさい」




私の記憶にない声が脳内に響く




··········誰、あんた

知らない人のはずなのに涙が止まらない




母親？

私には親なんていなかった
物心ついた時には保護所にいた




貴方の顔も知らない

貴方の声も知らない




························顔が見たい




本当の母親の顔が見たいのに

涙で視界がボヤけてよく見えなかった




貴方の名前は何··········




ドン" と、

鈍い音が聞こえ私は目を覚ました




「···············い、た」




私は椅子から落ちていた

自分の体重が一斉に足に乗っかる




顔だけ一流集団がテレビ収録を終え

帰ってきた模様




私の目の前に立つのは芋と四次元5歳児




私椅子から落とされたんだ




私は泣いている

その顔を見せられず
すぐ下を向いた




夢の記憶なんて覚えてる訳でもなかった




·····だから何で自分が泣いてるのか分からない




「誰だっけ··········」




そう私が呟くと

--「私だよ」と聞こえてきた気がした




私の脳内は軽くパニックっていて




一番最初に浮かんだのは




彼らのメイクを落とさなきゃならないこと

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