秘密だよ Kei.I

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｢ふぅー、きもちかったぁ。｣




美海｢ついつい長く入りすぎちゃったね。｣





私は親友の美海と温泉に入ったところだ。



景色もよかったし、

お肌も綺麗になっちゃった！！





美海｢私ちょっとトイレに行ってくるね。｣


｢分かったー｣




私はすぐそこにあったベンチに座って美海を待つ。



すると、私の目の前を通った男の人のポケットから何かが落ちた。



ん？



お財布？







私はお財布を拾い、



｢あの！お財布落としましたよ？｣




と、声をかけた。






振り向いた男の人は黒いキャップを被りマスクをしていた。





？｢え？｣




そしてその人は自分のポケットを確認するために顔を下に向けると、ギャグか！っとツッコミを入れたいくらい綺麗にキャップを落とした。




私は慌ててそれも拾い、男の人に財布と一緒に手渡した。





？｢あ、ありがと〜｣



…え？





｢あ、あの！…伊野尾慧さんですか…？｣







？｢あー、バレちゃったか｣





その人はあはは〜、と笑いながらキャップを被った。




｢わ、私！ずっと伊野尾さんのファンでした！｣







慧｢あ、ほんと？嬉し〜！｣






｢あの、よかったら握手してもらってもいいですか…？｣





慧｢いいよ〜｣




伊野尾さんがん、と手を出してくれる。




私も手を出そうとしたとき、





『おまたせ〜♡ごめんねぇ、遅くなっちゃった♡』




女の子がやってきて伊野尾さんの腕に自分の腕を巻き付けた。




え…？



彼女…？






｢あ、わ、私もう行きます！さよなら！｣



と言い私は走ってその場を去った。

2 〜Kei side〜→

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