episode1 ページ5
episode1
※サーヴァントがクラス呼びなのでめんど...わかりにくいので「」の前に名前を表記させていただきます。
目の前に広がるは無数の矢と槍。
それらがぶつかり合い、火花を散らす。
時刻は皆が寝静まった頃の深夜1時半、広い学校の校庭でソレは行われていた。
シャオ「もう、スタミナ切れか?!アーチャー!!」
ロボロ「うっさいねん!!お前こそランサーの中で最も運がくっそ低いくせにやかましいねん!!」
怒号が聞こえる中、ランサーと呼ばれた男はスコップを構え直し体制を整える。
また、アーチャーと呼ばれた男も自分の武器である弓を構え直す。
ロボロ「そもそもスコップは槍じゃねぇやろ!」
シャオ「うっさいねん!!突き刺すんやから同じようなもんやろ!」
ギャーギャー騒ぎながらもお互いに攻撃を休ませない。
見るからに元気と体力は有り余っている様子だ。
そしてそれを見つめる二つの影が遠くにある。
ゾム「覗き見なんて趣味悪いっすよーマスター」
ニヤニヤと笑うゾムにアサギは顔をしかめる。
『俺に内緒で何人の人間も殺しているやつに言われたくない。』
ゾム「あっはー、バレてたんやな。さすが俺のマスターやで」
『煩い。勝負見てろ、今回のお前の敵のうちの二人だ。』
アサギが指を指した方をゾムが見るとそろそろ決着がつきそうだ。
ロボロ「ハァ、はぁ...」
どうやらアーチャーの方は魔力切れ寸前の様だ。
シャオ「もうスタミナ切れかいな!マスターの魔力が少ないと大変やなぁー!これは今回のアーチャーは楽勝っすわ」
ランサーが煽っているとどこからともなく一筋の剣の圧が来る。
「うおぉ!!」と間一髪の所で避け、来た方を見ると長い金髪を後ろで三つ編みにして一つにして、何とも言えない露出が高めの鎧を身に纏う1人の女騎士が現れた。
女騎士「ランサー、貴方のマスターに告げなさい。少し前の一般人だったアーチャーのマスターにいきなり切りかかるのはやめなさい。と」
女騎士はギロっと睨みつけるがランサーはへらっと笑い「俺のマスタークズやねん」と答える。
女騎士「!! 貴方!!仮にも自分のマスターにそんな言い方!!」
女騎士が反論しようとしたところランサーが言葉を遮る。
シャオ「あぁーもうええわ。さっむいわお前。白けたからきょうはええわ。じゃぁのアーチャー。」
そのままランサーは粒子となって姿を消した。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みずしま | 作成日時:2018年1月14日 22時