31話 ページ32
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『本当に感謝、してるんだ。』
夕暮れの空、卒業式は終わり帰り道。トン氏は夕飯の買い物があるからと先に帰っててくれといいスーパーへと向かった。
そんな中、いきなり菜月は卒業証書の入った筒を両手でぎゅっと握る。
『ずっと、かわんないのを感謝してるの。全部は私のせいだけど、トントンは全部赦してくれた。私を救ってくれたトントンにはすごく感謝をしているんだ。皆も私達を気にかけてくれて知識を、教養を、遊びを教えてくれや事忘れないで進もうと思うの』
菜月はいつものようにいたずらっ子のような笑顔をする。
『グルちゃんはみんなのリーダーだからグルちゃんだけに言うんだ。兄ちゃんにも内緒』
菜月はしぃーと人差し指を唇にくっつけて微笑む。
本当だったらこの状況で涙し、せやな。と言えるシーンだが、この子...この兄弟は重い言葉だった。
この言葉はきっと互いに向けた贖罪。
前にもトントンが同じようなことを言っていたのを思い出す。
――菜月を無事に望むまま生活を過ごさせるのが俺にとっての贖罪やから
これは大先生から教えて貰った事だが互いに互いを心配し、許しを乞う用に一緒にいて、望むように行動している。
きっとこの関係も菜月が成長するとともに薄れて消えていくだろう。
グル「ほら、早く帰ってシャオロン達に報告するゾ。遅くなったら煩くてかなわん」
俺は何もなかったかのように前を向き歩き出す。
菜月は『あーー!!待ってよ!!こちとら教科書で鞄重いのにぃ!!』
グル「いや、卒業式まで残してんのが行けないんやろ...」
春の夕暮れ、伸びた影、どこか春愁を感じさせる今日この日、俺の友人の妹が中学を卒業し、また新たな生活へと踏み出す。
――――
どうもみずしまです。この度はこの小説を読んで頂き誠にありがとうございました。
最初は自己満で書いていたのですが、沢山の方々からにお気に入り、ヒット数、コメントなどなど本当に嬉しかったです。
実は...
この小説は…
続編に移行しようと思います!!
予定では高校生編からですかねまだ出てないあの人やあの人が出てくるかも!!(大嘘)
続編はいつになるかわかりませんが気長にお待ち頂ければ幸いです。
書記長の妹は今日も理不尽をどうぞこれからもよろしくお願い致します。
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みずしま(プロフ) - 椚(くぬぎ)さん» そう言っていただけると嬉しいです。ご指摘ありがとうございました。 (2017年7月31日 15時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
椚(くぬぎ)(プロフ) - いえいえ…作品は面白かったので、これからの更新楽しみにしてます! (2017年7月31日 15時) (レス) id: ca9fe8409a (このIDを非表示/違反報告)
みずしま(プロフ) - 椚(くぬぎ)さん» わかりました!!思い付く限りのことはさせて頂きます。わざわざありがとうございました。 (2017年7月31日 15時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
椚(くぬぎ)(プロフ) - 初読失礼します。たいへん面白く読ませて頂きました!しかし、おじっきょはデリケートはジャンルですので、良ければ検索避けをお願いします…気を悪くさせたら申し訳ありませんが、このジャンルの安泰のためにもよろしくお願いします^^ (2017年7月31日 15時) (レス) id: ca9fe8409a (このIDを非表示/違反報告)
みずしま(プロフ) - 銉さん» コメントありがとうございます!!私も兄妹ギャグ本当に好きなのでそこまで言って頂けると本当に嬉しいです!!時間を見つけて少しづつでも書いていくので読んでいただければ幸いです! (2017年7月31日 0時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずしま | 作成日時:2017年7月22日 0時