19話 ページ23
トントンside
何かやる事はないかと言うハルに暫くは休みだ。と伝え、自分は掃討戦の報告書の作成に勤しんでいた。
勿論グルッペンが逃げ出さないように監視をしながら。
暫くその状況が続いていると思ったら扉から勢いよくノックする。そのあと返事をする間もなく扉は開いた。
来客はオスマンだった。
彼がこんな入り方をするのは初めてで、それも表情はかなり真剣な顔付きだった。
グル「どうした?」
グルッペンは不思議そうに問い掛けた。
オス「予知で見たんだ。ハルがこの軍を抜けようとしてる...。」
カラン
かわいた音が室内に響く。どうやらグル氏がペンを落としてしまったようだ。
トン「は?」
─
それからというもののグル氏に残りを渡し(そもそも全部グル氏の仕事)、小走りでハルの部屋の扉をノックもせずに開けた。
するとそこにはこれから何も用事はなく後は夕食だけという時間帯にも関わらずそこそこ大きめのバックをもっているハルがいた。
ハルはどうやらとても驚いているらしい。
しかし流石やればできる子であるハルは判断力も早く、すぐ様窓から逃げようとしたので僕の能力も使わずつい素手でハルの首を掴みそのまま壁に叩き付けてしまった。
しまった。やり過ぎたと思ったらそれでもハルは逃げようとするので理由も聞かず“つい”首をｷﾞﾘｯと締め上げてしまった。
ハルが離してくれと懇願してきても暫くそのままで、オスマンに肩を叩かれてやっと自分のしてしまったことに気がつく。
咄嗟に手を離しハルが逃げ出さないように能力で盾を出すことも忘れずに。
『ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ...トントン、占めすぎだよ。めっちゃ痛い』
咳をしながらもいつものようにへらりと笑うハルだがどうも胡散臭い。
するとオスマンが腰に帯刀していた剣を抜き倒れ込んでいるハルの顔スレスレに叩き付けた。
『っ!!』
今までにないオスマンの表情にすっかりハルは怯えてしまったようだ。
オス「どうして黙って出ていこうとしたのか教えて欲しいめうー」
いつもと変わらない声音
表情
仕草
これにハルはいつものようにヘタレ感丸出しで半泣きになりながらも土下座をする。
『ひぃぃぃ、ごめんなさいごめんなさい!!迷惑かかると思ったんですぅ、俺魔女になっちゃったしこれからほかの魔女も来るっていうし戦争の引き金は魔女のせいっていうし巻き込みたくなかったんですううう』
早口ながらも説明をし聞き取ったものの
トン「は?」
これしか声が出なかった。
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みずしま(プロフ) - ゆきさん» ワルプルギスだと某有名な鬱系魔法少女の方が検索したら出てきましたw 正式には『ヴァ』ルプルギスの様ですね！私も最初は『ワ』だと思ってました(￣▽￣;) (2018年8月28日 21時) (
レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ヴァルプルギスなんか。ワルプルギスかと思てたわ。 (2018年8月28日 19時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - みずしまさん» そうですねw (2017年4月4日 15時) (レス) id: 6e45f3e654 (このIDを非表示/違反報告)
みずしま(プロフ) - 優駿さん» そうですよねwいいもの見せてもらえるのだから納税しなくちゃw (2017年4月4日 15時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - みずしまさん» 我々だへの納税は、義務ですしおすしw (2017年4月3日 10時) (レス) id: 6e45f3e654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずしま | 作成日時：2017年3月20日 21時
