11話 ページ15
鬱side
本当はただのエーミールの国外講義をする為の移動時の護衛だった。
話しながらダラダラと歩いていて、ハルがまだ街に言ったことがないって言っていたから約束した。しゃーないから僕が連れてってやる。と。
ハルはそれを嬉しそうに笑って頷いた。
そもそもこの任務はゾム1人が護衛に着く予定だったけど急な任務が入り代わりに僕とハルになったのだ。
それなのに、不幸なことにたまたま会ってしまった敵国の大隊部隊。
相手さんは構わずに撃ってき、がばった僕を助けるためハルが利き手を負傷。
10人ほど減らせたがまだまだ人数はいる。
後ろは崖、前には敵。最悪な状況。
どうするか、そんな時ハルが僕らを巻き込む形で崖へ飛び降りた。
鬱「どうすんねんどうすんねん!!しぬううううううう」
エミ「ああああああ講義いいい」
二人して情けない声を出してるとハルは笑った。
『こんな状況でそれを言うかw
安心しろ、お前らだけでも生きて返してやんよ』
こんな状況で。なんか考えでもあるんか?と聞こうとしたら凄い力でエーミールは崖の少しした人が留まれるスペースに投げられ俺はハルの片足でケツを押された。
咄嗟に判断でき、ギリギリの所でハルの右手を掴もうと左手を出した...
鬱「あっ...!!」
そうだ。ハル右手は今...
動 か せ な い
瞬間一気に絶望という感情が込み上げてくる。
鬱「ハル!!ハル!!」
奈落の底へ落ちていくハルを何とか掴もうと身を乗り出すがそれをエーミールに止められる。
エミ「鬱!やめるんだ!!ハルがせっかく助けてくれたのを無駄にする気か!!」
鬱「そんな、だって...こんな」
折角仲良くなれたのに...仲間なのに、トントンにもハルはまだ入って新人やから、自信を持たせる意味も込めての任務だから任せたって言われとんのに...。
だって、だって...
まだ話し足りんよ...街に行く約束もした。その時内緒でハルの好きそうな店にも連れってやろうと思っていたのに...。
鬱「なんでや...」
先程落ちた時咄嗟になにかに捕まろうとして取ってしまったネクタイの代わりにつけていたハルの赤いリボン。
これをぎゅっと抱きしめ僕の目からは大粒の涙が出てきた。
エミ「...取り敢えずまずは戻ってグルッペンに報告しましょう。...そして敵国を殲滅させましょう。」
各自に多大な悲しみと怒りを胸に刻まれた瞬間だった。
─
?side
見つけたひとつの影
?「何かしらこれ、落ちてきたけど...」
落ちてきたものは喋らない。
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みずしま(プロフ) - ゆきさん» ワルプルギスだと某有名な鬱系魔法少女の方が検索したら出てきましたw 正式には『ヴァ』ルプルギスの様ですね！私も最初は『ワ』だと思ってました(￣▽￣;) (2018年8月28日 21時) (
レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ヴァルプルギスなんか。ワルプルギスかと思てたわ。 (2018年8月28日 19時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - みずしまさん» そうですねw (2017年4月4日 15時) (レス) id: 6e45f3e654 (このIDを非表示/違反報告)
みずしま(プロフ) - 優駿さん» そうですよねwいいもの見せてもらえるのだから納税しなくちゃw (2017年4月4日 15時) (レス) id: b770df9c92 (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - みずしまさん» 我々だへの納税は、義務ですしおすしw (2017年4月3日 10時) (レス) id: 6e45f3e654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずしま | 作成日時：2017年3月20日 21時
