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廉にも何かおやつを持っていってあげようかなと思い、ドッグフードを一つにまとめたカゴをあさる。
気付けば聞こえてくるのはテレビの音だけ･･
子犬らしくて落ち着きのないあの声がないとすぐに何かを悟ってしまう。
『れん、？』
ビールとおやつをもってリビングに戻れば･･
君は私の声に耳もくれず、ただただテレビを見ていた。
そこに映っていたのはやはりあのモデルさんで･･
やっぱり避けては通れない道なのだ。
ソファに戻り君に問う。
『やっぱり怖いの？』
廉「･･おん」
廉は私の袖をギュッ強く握って自分の方に引き寄せた。
廉「ずっとここにおって」
『どうしたら不安じゃなくなる？』
すると廉は思いがけない一言を言ってきた。
廉「キスして」
『えっ』
でもやっぱりそれには驚くわけで･･
愛犬家の人達なんて堂々とキスしてるけど、彼と私の場合は少し勝手が違う。
廉「ここに」
廉が指でさしたのは自分自身の唇で･･
戸惑いを隠せず悩んでいると、
廉「なぁ、お願いっ･･して？」
君はとことん私だけを求めてきた。
『･･たく、キスを要求してくる飼い犬なんて信じ難いんだけど』
彼の頬に手を添えれば、君は瞬きの回数を減らす。
廉「ほらっ早よ！！」
この至近距離で、こんなガン見されてキスをするだなんて･･
そんなムードもロマンもないただただ不思議なそれに私は決心をした。
『じゃぁ目瞑って？』
すぐに目を瞑る君を見て、少し笑いたくなっちゃうくらい。
ゆっくりと距離を確かめて、時間を溶かして
私は廉にキスをした。
ゆっくりと離れれば君は満足してなさそうな顔、。
廉「物足りひんっ」
『は？』
こんな時まで文句かと、嫌々呆れて困っていれば･･･
今度は廉が上から降ってきた。
力に任せそのままソファに倒れる。
私の首筋に顔を埋めた君はピクリとも動かない。
『れん、？』
廉「･･A、あんな、？」
『うん？』
顔をよじって彼を見れば、君はトロンとした目でこう言った。
廉「めっちゃ好きっ！！」
子犬の廉くん 〜Ren.Nagase〜 続編【Fin】
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まい - れんくん子犬最高でした！！またまた素敵な作品ありがとうございます！！ (2023年1月4日 23時) (
レス) @page34 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - いい作品ありがとうございます！れんれんかわいすぎます( *´艸｀)あんな可愛い子がほしかった… (2019年12月22日 18時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - 完結おめでとうございます！スッゴくおもしかったです！一気に読んじゃいました(笑)muheさんの作品いつも読ませてもらってます！これからも頑張って下さい♪おーえんしてまーす(^^) (2019年1月12日 10時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - とにかく永瀬君が可愛い…!タイトルを見た瞬間に、即読みました…笑 こんなに可愛いくて、暖かいお話に出会えて幸せです(*´`)これからも、muheさんの作品を楽しみにしてます! (2018年10月12日 16時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
夕(プロフ) - 今日初めて読んだんですが、すごくいいお話です！ 廉くんがかわいすぎてきゅんきゅんします！ あと、足大丈夫ですか、？？ (2018年7月31日 23時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年6月4日 19時
