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廉「ずっとAに甘えてたいし、ずっとずっと独り占めしてたいねんッ･･」
次から次へと表れる廉の気持ち。
だけどわたしは一つもそれを拾えない。
いや、拾わなかった。
不安そうに私を伺う廉だけど、それでもわたしは答えない。
何も言わないわたしに余計不安になったのか、
さっきよりも呼吸が乱れてきた。
廉「なぁッ、なんか言ってやッ！！黙っとらんでさぁッ･･！！ひいたんならひいたって言ってッ？ウザいんやったらウザイってハッキリそう、ッ･･」
やっぱり廉は強がりだ。
そう言っておきながら、私の口から何を言われるのか･･
予想ができないから震えてる。
怖いんでしょ、？
また捨てられるんじゃないかって
不安なんでしょ？
可愛がられてたのが実は演技なんじゃないかって
嫌なんでしょ？
私から離れるのが･･
ならさ、ほら･･
『おいで？』
私のこのたった3文字の言葉で、君の傷が癒えるなら
なんて簡単な方法なのだろう。
多くを言わない私にまだ不安は残るばかり。
だけど、恐る恐るとわたしの表情を伺いながらも
廉は私の胸に飛び込んできた。
ゆっくりと、ペタンと私の首元に顔を埋めた廉、。
廉「怒らんでッ、嫌いにならんでッ」
廉の背中にそっと触れれば、震えは少しずつおさまっていった。
『怒ってないし、嫌いにもなってないから』
廉「ウッウッッ･･、これから、もッ？」
捨てられてて拾った時は、本当に死ぬんじゃないかってぐらい衰弱してたのに
よくここまで頑張ったね
『廉？わたしは廉のこと、嫌いになんかならないっ･･廉の気持ち聞いてひいたりなんかしてないし、もっと可愛がってあげようって、そう思ったよ？』
子供をあやす母親のように、
自分よりも一回り大きいその背中をトントンと一定のリズムで軽く叩いてあげる。
廉「ほんま、にッ？･･捨てたりせえへん？」
『しないよ･･だってこんなに可愛くて素直な子、捨てる理由がないでしょ？』
頬の乾いた涙をなぞれば、君の涙でまた頬は濡れた。
『いいよっ独り占めして、甘えていいんだよ？』
優しく微笑めば、君はまた私を抱きしめた。
子犬の廉くん 〜Ren.Nagase〜 【Fin】
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まい - れんくん子犬最高でした！！またまた素敵な作品ありがとうございます！！ (2023年1月4日 23時) (
レス) @page34 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - いい作品ありがとうございます！れんれんかわいすぎます( *´艸｀)あんな可愛い子がほしかった… (2019年12月22日 18時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - 完結おめでとうございます！スッゴくおもしかったです！一気に読んじゃいました(笑)muheさんの作品いつも読ませてもらってます！これからも頑張って下さい♪おーえんしてまーす(^^) (2019年1月12日 10時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - とにかく永瀬君が可愛い…!タイトルを見た瞬間に、即読みました…笑 こんなに可愛いくて、暖かいお話に出会えて幸せです(*´`)これからも、muheさんの作品を楽しみにしてます! (2018年10月12日 16時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
夕(プロフ) - 今日初めて読んだんですが、すごくいいお話です！ 廉くんがかわいすぎてきゅんきゅんします！ あと、足大丈夫ですか、？？ (2018年7月31日 23時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年6月4日 19時
