▽21 ページ21
・
『ねぇ廉』
廉「んー?」
わたしは仕事に行く準備、廉は朝ごはんを食べていた。
『今日遅くなっても平気?』
廉「は、なんでやっ」
分かりやすく目を見開いてる。
廉「なんやっ男か!!!」
そうやって私を問いただす。
廉「まぁでもAの事やし・・っ!どうせ残業とかやろ?」
いつものように小馬鹿にしてくる廉にカチンときた。
『いや、男ですけど』
廉「えっ・・」
本当に素直なリアクションするよね、。
それが子供っぽいというか純粋というか。
廉「なぁ嘘やめろや!冗談やろ?なぁなぁっ!!」
私の肩をもって君は必死だ。
『うん、まぁ意味合い違うけど本当だよ』
君の表情はなんとも言えない複雑な顔。
廉「どういう事やねんっ、」
『同僚に前々から飲みに誘われてたの!それがたまたま男の人だったってわけ!』
なんもやましい事は無い。そういう関係でもない。
なのに君は・・
廉「たまたま、ね・・」
もの凄く怪しんでくる。
廉「俺知っとるぞ」
『え、何を?』
廉「Aを誘ったん、岸とかいう男やろ!!」
そんな探偵ごっこ、やめて欲しいんだけど。
『え、ちょっと怖いから。なんで知ってんの』
廉「この前、女子トークに花咲かせてたやんっ!」
あの時、私の太ももで寝てたよね?
もしかして、寝たふりですか、聞いてたんですか?
廉「2人でイチャイチャしてくるんやろ?どうぞご勝手に〜」
廉は食べるのをやめて私のベッドに行ってしまった。
『だからそういうんじゃないって、!』
弁解するけど
廉「・・どうだか」
君は私の枕に顔を埋めて、なのにこちらをチラッと見てくる。
『まぁ、とりあえず、廉のご飯遅くなっちゃうとあれだからここに用意していくね!』
廉が食べ残したお皿の隣に夜分を添える。
廉「ほんま都合ええわ」
ボッソリ吐き出した君に少し、申し訳なくなる。
『早めに帰ってくるから!!』
廉「言ったな、絶対やぞ」
なんとか理解してくれたようで、
わたしは廉にばいばいをして家を出た。
2977人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まい - れんくん子犬最高でした!!またまた素敵な作品ありがとうございます!! (2023年1月4日 23時) (レス) @page34 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - いい作品ありがとうございます!れんれんかわいすぎます( *´艸`)あんな可愛い子がほしかった… (2019年12月22日 18時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - 完結おめでとうございます!スッゴくおもしかったです!一気に読んじゃいました(笑)muheさんの作品いつも読ませてもらってます!これからも頑張って下さい♪おーえんしてまーす(^^) (2019年1月12日 10時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - とにかく永瀬君が可愛い…!タイトルを見た瞬間に、即読みました…笑 こんなに可愛いくて、暖かいお話に出会えて幸せです(*´`)これからも、muheさんの作品を楽しみにしてます! (2018年10月12日 16時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
夕(プロフ) - 今日初めて読んだんですが、すごくいいお話です! 廉くんがかわいすぎてきゅんきゅんします! あと、足大丈夫ですか、?? (2018年7月31日 23時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:muhe | 作成日時:2018年6月4日 19時