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･
かなりギュッと抱きしめられていて･･
『どうしよ･･』
まさか廉が起きるまでこの姿勢をキープするのはさすがに体力がものを言う。
そうっと廉の腕をどけて、静かに離れようとする。
だが、しかし･･
廉「嫌やぁ、、一緒やないと、あかん･･zzzz」
寝言なんだろうけど、私の腰に手をスルリとまわしてそんな甘い言葉をつぶやいた。
はぁー、これ犬なんだもんね。
時々、冷静にものを考えるけど、なんだか現実が追いついてこない。
抱きしめられた大勢を保ったまま、私は廉の方に向きを変えた。
目を瞑ったままスヤスヤと静かに眠る綺麗に整った顔、。
優しく頬に触れれば、君はくすぐったそうに顔をよじった。
『ほんと･･ずるいんだから』
わたしが彼の背中をトントン叩くと、安心したような顔で眠る。
自分が廉の中でどういう存在にあるのか･･
知るのは少し照れくさいけど、それだけ必要とされているととても愛らしくなる。
『･･あ、お風呂掃除しなきゃ』
生憎だが、廉には掃除ができないからお手伝いを頼むにも頼めない。
がっつり廉の腕の中におさまってしまった自分。
体を少しずつずらして私は廉から離れた。
休日はダラダラ過ごしているとあっという間に過ぎていく。
掃除なんて廉が起きたら構ってもらえないから余計に嫌がるだろう。
それを見据えたうえで、彼が寝てる間に済ませようという計画だ。
ポッカリと空いてしまった廉の腕にいつも抱きしめている私の枕を握らせる。
これなら大丈夫だろう。
安心しきって風呂場へ移動、してきたのだが･･
−−−−数分後。
ダダダダダダッッッツツ
荒々しく聞こえてくる足音。
あれ、起きちゃったかな･･そう思った瞬間、風呂場のスライド式ドアが勢いよく開いた。
廉「Aの馬鹿っっ！！！」
『ぇぇえええ！？』
泣いてはいないんだけど、今にも泣きそうなもろい表情。
『起きたんだねっおはよう！』
廉「うっさい！！勝手にいなくなんなやッ」
グズりだす君はちょっと子供っぽくて
本来の姿なら、きっと耳も尻尾も元気がないのだろう。
勝手にそんな想像をした。
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まい - れんくん子犬最高でした！！またまた素敵な作品ありがとうございます！！ (2023年1月4日 23時) (
レス) @page34 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - いい作品ありがとうございます！れんれんかわいすぎます( *´艸｀)あんな可愛い子がほしかった… (2019年12月22日 18時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - 完結おめでとうございます！スッゴくおもしかったです！一気に読んじゃいました(笑)muheさんの作品いつも読ませてもらってます！これからも頑張って下さい♪おーえんしてまーす(^^) (2019年1月12日 10時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
彩藍(プロフ) - とにかく永瀬君が可愛い…!タイトルを見た瞬間に、即読みました…笑 こんなに可愛いくて、暖かいお話に出会えて幸せです(*´`)これからも、muheさんの作品を楽しみにしてます! (2018年10月12日 16時) (レス) id: 0a70532ba2 (このIDを非表示/違反報告)
夕(プロフ) - 今日初めて読んだんですが、すごくいいお話です！ 廉くんがかわいすぎてきゅんきゅんします！ あと、足大丈夫ですか、？？ (2018年7月31日 23時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年6月4日 19時
