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レジで会計を済ませながら俺に問う。
『買いすぎちゃったかな？』
結構、いろんな物、カゴの中に入れまくってた。
でも全部料理せんとあかんような食材ばっか･･
廉「姉ちゃん、毎日料理するから大丈夫やろ。すぐなくなるって」
買った食材をレジ袋につめながらそう言ってあげた。
姉ちゃんが作る料理を独り占め出来るんは俺だけ。
でも、
･･今のうち、だけやろうな。
『あ！廉の欲しいもの買わなかったね？』
廉「別にええよ、帰ろ？」
重い方をさりげなく持ってあげた。
普通やったら、カレカノやったら、
姉ちゃんは今の俺にキュンってきてたんかな？
いちいち、そんなん考える。
ほんと、
俺ってしょうもない。
『廉』
廉「なに？」
『重いの持ってくれてありがと！』
けど、姉ちゃんはいちいち俺のそういうのに気付いてしまう。
それが嬉しい？って言われたらめっちゃ嬉しい。
だけど、その分傷付くから、鈍感でいて欲しいとも思った。
2人で元来た道を戻っていると、見慣れたやつを見かける。
廉「紫耀やん」
紫「おぉ！廉じゃん、よっ！」
俺に軽く挨拶したあとに、俺の隣をみてピクっと反応した。
ぎこちなく姉ちゃんに頭を下げる、
ほんま、分かりやすすぎて。
『こんにちは！』
紫「こ、こんにちは･･」
姉ちゃんは人見知りをせん。
人当たりがめっちゃ言い分、変にその気にさせる。
『廉の友達？』
紫「あっ、はいっ！！」
『お名前は？』
紫「平野、紫耀ですっ」
このひとつひとつの偶然が積み重なるたび、紫耀の姉ちゃんに対する気持ちはでかくなっていく。
その変化を黙って見てるこっちの身にもなれや･･
『平野くんか！廉がいつもお世話になってます！』
紫「あ、いえ、こちらこそっ」
『わたしの名前は永瀬』
紫「A、先輩ですよね？」
『え』
紫「あ、えと、いや･･」
こういうのいちいち見てると腹立ってくる。
『廉に聞いてるか！』
紫「はいっ」
別に俺が教えてやった訳ちゃうんやけどな
本当のこと教えて、紫耀に意地悪してやろうか、そう思った。
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まい - きゅんきゅんが止まらないです(;_;)れんくんの想いに泣ける。。。これからも作品楽しみにしています！頑張ってください (2023年1月2日 0時) (
レス) @page36 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
non - 本編からすべて一気読みさせて戴きました！めちゃくちゃ続きが気になってたまらなかったです笑みんなの切なさとドキドキとワクワクがとても共感できてとても面白かったです！ぜひ良ければですが、お互い円満に兄弟離れして廉くんに彼女ができる話とか読んでみたいです！ (2021年6月29日 4時) (レス) id: 0f3ccab3be (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったけど、、、、廉くんが心の中で思うだけで終わって欲しかった (2020年6月8日 23時) (レス) id: 60bc8fd027 (このIDを非表示/違反報告)
j1gu1wa(プロフ) - こんにちは 番外編楽しみに見てます！廉くんが切ない〜ついつい幸せになって欲しくなっちゃいます廉くんに！ (2019年3月8日 19時) (レス) id: 48f45132bc (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 番外編とても嬉しい！！ワクワクしました！！ (2019年2月20日 0時) (レス) id: c3269c959d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年5月22日 0時
