番外編_8 ページ24
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玄関を開ければそこには廉の靴がなくて、まだ帰ってきてないことを確認した。
『どうぞ！』
紫「お邪魔します」
紫耀くんが家の中に入るのは雨の日以来だな、なんて記憶を読み起こす。
『廉いないからリビングで』
紫「部屋がいい」
リビングに通そうとしたのに紫耀くんは被せ気味にそう言ってきた。
『え、テレビとか何もないよ？』
紫「うん、いいよ」
ちゃんと顔を見せてくれない彼に今何を思っているのか全然読み取れない。
とりあえずお茶を手に持ち一緒に部屋の中へと入ってきたけど、、
自分の部屋は朝の記憶をそのまま残していて、。
いつもなら起きた時に布団を整えてるけど、その形は廉が寝ていたままの状態だった。
1人でヒヤリと何かを危機感に思ってしまう。
『ごめんっ布団グチャグチャだから直すねっ！』
布団に触れれば廉のシャンプーの匂いがほのかに残っていて、、目には見えない何かが私を脅してくる。
変に焦ってるのは私だけ、。
私だけなのに、ッ･･
紫「いいよ直さなくて」
−−−ギュッっ、。
後ろから巻き付いてきた紫耀くんの腕はやっぱり廉とは違って太くて男らしくて、。
『しょぉ、くん？』
身動きが取れなくて彼の反応を確認するけど、、
紫「どうせ布団グチャグチャなるでしょ」
紫耀くんの顔が耳元でそう囁くからもう私の感情はめちゃくちゃで、整理が追いつかない。
『ねぇ待ってッ紫耀くん、っ』
巻き付いた腕を剥がそうとすればそれが反動に変わってしまったのか、、
−−−ドサッっ。
勢いよくベッドに押し倒されてしまった。
こうなる事を全く考えていなかったといえば、私は本当に最低な女かもしれない。
紫「今日、何考えてなの？」
『え？』
紫耀くんって本当に誤魔化しが効かない。
『何も考えてなんか』
紫「考えてたじゃんッ」
なんでもすぐに気付いてくるから、今の私には本当に厄介で、。
紫「一線越えたら俺に夢中なってくれる？」
そんな事言われても素直に答えれなくて･･
『廉帰ってくるからッ、』
ひたすら逃げ道を作るけど、
紫「もう付き合ってるんだし気にする事ないじゃん」
それを言われたら
『そう、だけど』
もう何も言い返せない。
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まい - きゅんきゅんが止まらないです(;_;)れんくんの想いに泣ける。。。これからも作品楽しみにしています！頑張ってください (2023年1月2日 0時) (
レス) @page36 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
non - 本編からすべて一気読みさせて戴きました！めちゃくちゃ続きが気になってたまらなかったです笑みんなの切なさとドキドキとワクワクがとても共感できてとても面白かったです！ぜひ良ければですが、お互い円満に兄弟離れして廉くんに彼女ができる話とか読んでみたいです！ (2021年6月29日 4時) (レス) id: 0f3ccab3be (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったけど、、、、廉くんが心の中で思うだけで終わって欲しかった (2020年6月8日 23時) (レス) id: 60bc8fd027 (このIDを非表示/違反報告)
j1gu1wa(プロフ) - こんにちは 番外編楽しみに見てます！廉くんが切ない〜ついつい幸せになって欲しくなっちゃいます廉くんに！ (2019年3月8日 19時) (レス) id: 48f45132bc (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 番外編とても嬉しい！！ワクワクしました！！ (2019年2月20日 0時) (レス) id: c3269c959d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年5月22日 0時
