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教室の前で優太と話していると、中から廉くんがでてきた。









廉「A先生?」








『あぁ、ごめんごめんっ』









廉を見た優太はちょっと驚いてる。









岸「え、教える生徒って男だったの?!」









それに反応しそうだったんだけど









廉「どうかしましたか?」









『ううん、勉強しよっか!』









廉「はいっ」









1人じゃない時に、優太がいるとなんかどうすればいいのか分からない。









とりあえず教室の中に入って、窓際の席に座った。









廉くんとは、机を挟んで向かい合わせに座る。









壁なんてお構いなし・・









優太は廊下から壁を透けて教室の中に入ってきた。









・・なんか、優太がずっと廉くんのこと見てるんだけど・・








ちょ、気が散るからやめて欲しい。









廉「ここ分からんくて・・」









『あぁ!えっとそこは』









教科書に顔を近付けると、廉くんも真剣に聞いてくれる。









だけど、優太の声が荒くなった。









優「おまっ・・顔近いって!!」









離れろ離れろ、と手で払ってくる。









生徒と教師なんだから、そんな事有り得ないのに・・









うるさいっ!って言いたいのに、廉くんの前じゃそんな事できない・・









廉「あっ!じゃぁここはこうなるって事ですか?」









『そうそう!』








岸「え、待って俺ぜんっぜんわかんね。どういうこと?」









いちいち話に入ってこないでよ・・








幽霊のくせに生意気だ。









『じゃぁ、ここ解いてみて?』







廉「はいっ!」









教科書に載っている問題を解くように言うと、すぐにノートで解き始めた廉くん。









それを待つように、わたしは廉くんの後ろに立っている優太に目線を送る。









優太はいつも、何回教えたって全然解けなかった。









出来が違う!、と口パクで伝えると彼はイーッと怒ってベランダの方に行ってしまった。








幽霊ってこういう時、便利だね。








物音たてずにガラスを通り抜けていった。









そのままどこに行くんだろう?と思って見ていたら、非常口階段の方に向かっていった。









・・あ、あそこ優太のサボり場だったっけ









高校生の時の記憶が蘇れば蘇るほど、









優太が死人なことを受け止められない。

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設定タグ:岸優太 , 永瀬廉 , 平野紫耀   
作品ジャンル:タレント
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美久(プロフ) - こんばんは、岸くんの作品探していたところ見つけて読ませていただきました!もう素敵なお話で大号泣です、、他の作品も読ませていただきます! (2022年9月22日 0時) (レス) id: b3cc7c76d7 (このIDを非表示/違反報告)
リーダー(仮) - めちゃくちゃ久しぶりに泣きました。 番外編も、読んでみたいです。 (2021年12月5日 0時) (レス) @page50 id: 6f32c3f285 (このIDを非表示/違反報告)
七奈(プロフ) - はじめまして。コメント失礼します。思わず涙が溢れました、、、苦しくて切なくて、だけどどこかあたたかさにも包まれていて、、、素敵なお話をありがとうございました!これからも作者さんのこと応援させてください。 (2021年9月14日 0時) (レス) id: f58e70d40b (このIDを非表示/違反報告)
ange - 感動で涙が溢れました。素敵なお話をありがとうございました。そしてこちらの作品に出会えたこと嬉しく思います。これからも作者様のお話を楽しみにしております。 (2021年8月23日 0時) (レス) id: 7b959df396 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 今まで見てきた占ツクの中で1番感動しました。もしよろしければ、岸くんと結ばれたお話や続編も見たいです。 (2021年5月28日 14時) (レス) id: 11c222fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2018年5月21日 23時

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