【呪術廻戦】恋愛結婚と言い張る最強とそれを全否定するチート女の話【五条悟】

47.知らない間の隠し事 ページ47

◇satoru side







『なぁ、あんま目立ちたくないんだけど』







僕と歩いてると目線感じるとか、声掛けられるとか。

さっきからブツブツ愚痴ってるけど、Aに絡めた指はキュッと僕の手を握り返してる。







何それツンデレもどき？最高じゃん。

あーだこーだ言ってくるけど僕は心底満足中。






2人でこうやって歩くのも滅多に出来なくて、だから気分は絶好調だったのに、歩けば歩く度声を掛けられる。







「すみませーんっ！事務所とか入ってますか？」

『ほら、』







Aは僕を睨むけど、自覚ないよね。

この人達、A目当てだと思うけど？







悟「僕じゃなくてAじゃない？」

『え？は？何で私！？』







芸能関係らしき人が低い腰でAに歩み寄る。

だよね〜ウチの美人妻、声掛けたくなるよね〜。







「お綺麗なのでモデルさんか何かやられてるのかなーと！彼氏さんもカッコいいですし」

悟「あ、僕旦那ですっ！」

「あら♡」

『余計な事言わなくていいッ』






事実に訂正しただけなのにAは何故かプンスカ怒ってる。








『すみません、目立つのはちょっと』







恋人繋ぎしたままの手は強引にそのまま突き進んでく。

力はあるんだよなぁ、。







悟「名刺貰えばよかったじゃん。
Aのグラビア見たかったのになぁ〜」

『お前は何を期待してんだよッ』

悟「Aのおっ ぱいを合法的に見れるんだよ？最高じゃん」

『AV女優じゃねぇんだよッ調子乗んなッ！！』








握っていた手をパッと離して振りほどかれる。







男ってみんなこれぐらい下心あると思うけど。

Aには通じないらしい。








悟「ねぇA」

『ん？』

悟「僕、Aが居なくてすんごい寂しかったんだよ？」

『あ、そう。私は気が楽だったわ』

悟「なんで素直に「私も♡」って言えないのかなー」

『思ってねえし語尾にハート付けんなよ、キモイないちいちッ』







僕が愛を伝えるとAから返ってくるのは罵倒ばっかり。

めげないもん。







悟「暫く東京？」

『ん？まぁね、地方行ったりはあるだろうけど』








じゃぁ嫌という程Aに引っ付いてよ。

じゃないと僕の気が済まない。








…知らない間に隠し事作ってそうだし。

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