34.政略結婚は上の命令 ページ34
◇you side
虎「先生とAさんって家柄的に政略結婚?お見合いとかしたの?」
悟「違うよっ悠仁!同級生だからね!ちゃーんと愛を育んでゴールインしt」
『嘘つくな馬鹿ッ!!』
野放しにしとくと平気で嘘をつく。常に見張ってないといけないとかどんだけ疲れるんだよコイツ。
まぁ、今に始まった事じゃねぇけど。
悟「え、何照れてんのー?僕達おしどり夫婦じゃーん♡」
『あ゛?』
私がいつお前とおしどり夫婦になったんだ?
記憶をどう書き換えたとしてもありえない虚勢事実だぞ。
パ「悟とAは政略結婚だ。でもまぁ見ての通り、悟は完全にベタ惚れみてぇだけどな」
薔「だいぶ見てて痛いけどね」
棘「しゃけ」
同級生なのもあるし、嫌われるよりマシってとこか?
いやでも、日頃の事思い返せば嫌われて放っとかれる方が楽かもしれない...と飛んでもない卑屈を掘り起こす。
虎「へぇ〜そういう結婚とか本当にあるんだなー」
真「上の命令だろ。
私が勢力を持つ呪術師と結婚する事は、既に生まれた時からの決定事項で。
せめてもの救いをと、おじいちゃんが泣き付いたのが悟だった訳だ。
こればかりはほんと、おじいちゃんには頭が上がらない。
...悟にも、だけど。コイツは調子乗るから黙っとく。
パ「まぁもしAが暴走したとして、それを止められるのはマジで悟しか居ねぇからな!理にかなってるってことだ!」
虎「暴走?」
伏「お前がさっきから気にしてる左手はそれが理由だ」
恐ろしい程莫大な力だけ与えられた私は、うまく制御出来ない。
極力この
使っても使わなくても私には邪魔でしか無かった。
黙って自分の手を見ていたもんだから恵が気にしてしまったようで...
伏「あ…すみません勝手に」
『ん?』
伏「嫌でしたよね...手の事言われるの...」
恵がまだ小さかった頃。
よく悟がちょっかいで、私の左手を貶しては暴言吐きまくってたから、その記憶が強いらしい。
左手の事を皆に言われたから私が気にしてるとでも思ってんのか...
悟にはない気遣い、ほんと恵も可愛いな。
『いいんだよっ恵。お前は気にすんな!説明してくれてありがとっ』
731人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
muhe(プロフ) - いこいさん» ありがとうございます!モチベに繋がります頑張ります! (6月19日 20時) (レス) id: d22ab8e63a (このIDを非表示/違反報告)
いこい - めっちゃ面白くて好きです!(普通のことしか言えなくてごめんなさい…)毎回続きが凄く楽しみになっています。これからも応援しています!! (6月10日 21時) (レス) @page40 id: 9fec290fe4 (このIDを非表示/違反報告)
muhe(プロフ) - ぽてさん» 一気見して頂けて嬉しいです。ありがとうございます!引き続き楽しんで頂けるように頑張ります! (6月4日 18時) (レス) id: d22ab8e63a (このIDを非表示/違反報告)
ぽて(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気見しました!無理せず頑張ってください!楽しみにしてます! (6月3日 15時) (レス) id: e37e791e87 (このIDを非表示/違反報告)
muhe(プロフ) - しょーゆさん» 初めまして。ありがとうございます!まだまだ続くので引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります! (6月1日 0時) (レス) id: d22ab8e63a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:muhe | 作成日時:2023年5月27日 21時