33.青春を送った場所 ページ33
◇you side
ずっと門の前で喋ってる訳にもいかないってんで、
夜蛾学長に挨拶を済ませ、硝子は仕事で不在との事で、教室に訪れた。
ここで高校生活送ってたんだよな、。
周りがどう変化したとしてもこの空間だけは、懐かしいままに時を止めている。
私達の青春を送った場所は、今もこの子達の大事な場所になっている。
それはとても感慨深かった。
悟「ちょっと皆いい〜？僕のAに気安く触らないでね！！触った人罰金だからー！」
教卓の前に立たされると隣でガミついてくる悟。
お前にそんな権限ねぇだろうがッ。
てか今日は私が帰ってきたから特別で1年も2年も一緒に居る。
真「あ？生徒にカツアゲすんのかよッ」
棘「おかかぁ、」
真希は机に肘をつくと横向きに座って足組みしてる。あからさまに態度悪ぃな。
棘もため息混じりで呆れてるようだ。
パ「つーかお前金に困ってねぇだろ」
悟「うん、だって君達が困るでしょー？♪」
当然のように言うと口角を上げて微笑む...教師とは思えない思考だよ、マジで。
虎「ひっでぇー！！」
薔「教師がやることじゃないわよね」
恵「五条先生はこういう人だ、慣れろ」
半分諦められている...
救いようがないゴミ屑人間ってか？
『悟、お前めちゃくちゃ言われてんぞ！ウケる』
悟「何もウケないよー」
まぁコイツが生徒に慕われてたらそれもそれで気に食わなねぇし、
教師なのに底辺レベルに見下されてるくらいが丁度いいのかもな。
虎「そういやずっと気になってたんすけど」
『ん？』
虎「その手どうしたんすか？」
紫に変色した左手を指さして悠仁が問いてくる。
それに対して野薔薇は顔を歪めていた。
薔 「アンタほんと無神経な男ね」
虎「んえ？だって気になるじゃん？」
なんとなーく悟と似てる部分あるなとは思ってたけど、こういうところかこの子。
『呪縛でうまく術式使えないんだ。自分で左手殺してんの』
虎「良く分かんねぇけど、大変、なんだな」
街を歩いてるだけでよく目立ってしまう変色した奇妙なこの左手。
みんな気にはなってても陰でヒソヒソが当たり前。
だから悠仁のように率直ストレートな質問は、嫌な思いをしなくて、思った事も口にする。
この子きっと裏表のない、根からいい子だろうなと感じた。
『真っ直ぐで羨ましいわ...』
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muhe(プロフ) - いこいさん» ありがとうございます！モチベに繋がります頑張ります！ (6月19日 20時) (
レス) id: d22ab8e63a (このIDを非表示/違反報告)
いこい - めっちゃ面白くて好きです！(普通のことしか言えなくてごめんなさい…)毎回続きが凄く楽しみになっています。これからも応援しています！！ (6月10日 21時) (レス) @page40 id: 9fec290fe4 (このIDを非表示/違反報告)
muhe(プロフ) - ぽてさん» 一気見して頂けて嬉しいです。ありがとうございます！引き続き楽しんで頂けるように頑張ります！ (6月4日 18時) (レス) id: d22ab8e63a (このIDを非表示/違反報告)
ぽて(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気見しました！無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (6月3日 15時) (レス) id: e37e791e87 (このIDを非表示/違反報告)
muhe(プロフ) - しょーゆさん» 初めまして。ありがとうございます！まだまだ続くので引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (6月1日 0時) (レス) id: d22ab8e63a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2023年5月27日 21時
