【呪術廻戦】恋愛結婚と言い張る最強とそれを全否定するチート女の話【五条悟】

29.しょうもない大人 ページ29

◇you side






私は思いっきり悟の下顎にグーパンチを喰らわせて、どデカい図体を払い除ける。






虎「え、あれで？」







私の胸を指差しながら野薔薇にコソッとボヤく悠仁。







薔「馬鹿バレるから黙ってなさいッ」

虎「へーい」







つくづくこの学校は茶番が多いな。

私は呑気にもこの子達を見ながら青春時代を懐かしんでいた。






真「おい変態馬鹿目隠しッ！通報すんぞッ」

悟「ええー？なんでよぉ僕Aの旦那さんなんだから別にイチャイチャしたっていいでしょー？」

薔「TPO考えられない大人ってどうなの」

パ「せめてそういうのは俺らの居ないとこでしてくれよ」

棘「しゃけしゃけ、」




『悟。お前なんかよりこの子達の方が余っ程大人だな』

悟「んえー？」

『あと知らねぇみたいだから教えてやるよ。胸は揉まれすぎても縮むんだぞ』

悟「え、嘘でしょ？だって僕Aと会うの半年ぶり...」







私の発言にもう周りはお手上げなのか、「な？言ったろ？顔だけだって」とヒソヒソ話を耳に拾う。






『おいそこの白黒ッ！！悟と一緒にすんなッ！』

パ「怖い...」






心当たりがないからなのかさっきとは裏腹にめちゃくちゃ焦り出す悟。いちいちうぜぇわ、コイツ。






悟「嘘でしょ？違うよねえ？誰とやったのッ？パイロットとか絶対絶対許さないからね？
僕と遠距離だからって他の奴とイチャイチャしたの？
嘘だー嘘だと言ってよA！！！」

『阿呆か』






_________バンッ！！


悟「ウゴッ！」






軽く右手で肩にチョップしただけなのに偉いやられよう。

左手でめっちゃ抑えてる...そんな痛かった？






虎「おー先生が負けた！」

真「Aさんには基本、無限張らないからな」

棘「しゃけえ！」





悟「これは彼女の愛情表現だからねッ...いててッきちんと受け止めてあげなきゃ旦那として失格じゃん？」

『気持ち悪ぃわドンだけポジティブなんだよッ』







また引っ付いてきた悟を剥がして伊地知に預けた。

ごめんな、伊地知。






パ「それにAは呪具持った真希に素手で勝てるくらい体術も力もあるんだ、術式使わなくても悠仁と張り合えるかもなっ」

虎「すげぇ！！最強じゃん！！」

薔「その名の通り、ほんと"アレ"に相応しいのね。まぁかなり疑い深いけど、この夫婦」





『ちょっと待って？"私も"なの？』






先生が先生なら生徒も生徒なわけで、

この子ら私達のこと全っ然慕う気ねぇじゃんッ。！

30.成長していた少年→←28.果たして規制判断とは

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す