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＊紫耀side
俺とA先輩を二人っきりにさせといて、今度は勝手にそれを妨害･･
紫「おい、なんだよッ」
むりやり保健室の外に追い出された。
そのまま来た道を戻るように自分らの教室へ続く廊下を歩き出す。
廉「お前ずるいわ」
紫「え？」
海「あれはない」
いや待って、お前ら盗み聴きしてたん？
廉「姉ちゃんの性格分かってるやろ？」
紫「････」
そう、優しいからどんな時でも人情で行動しちゃう人。
それは時に俺をめっちゃ痛めつける。
廉「それで自分のとこに来てくれても心から喜べんやろ？」
確かに･･それは正論だった。
2番目でもいい。
そう思うのはただの強がり。ただの綺麗事だ。
俺だって、やっぱりA先輩の1番になりたいよ
でも、A先輩の隣にいるのはいつも決まって岸先輩。
A先輩の笑顔を作るのも、全部全部岸先輩･･･
本当はそんなん見たくないし、教室行くの嫌なんだよ･･
でもめっちゃ仲良くて･･あれ、放っておいたら奪われるって、。
もともとA先輩は俺のやないけど、でも、俺はそれに耐えれるほど強くできてない。
廉「焦んなって」
そんなの焦るに決まってる･･
だってA先輩の片想いならまだしも･･･
紫「両想いってお互いが気付いたら･･」
俺がA先輩に抱きつくたび、チラチラ横目で気にするくせに･･
肝心なことは何も言わないし、そういう時に限ってその場からいつも逃げる臆病な人
今日もそうだった。
俺からしたら好都合、でもA先輩は違う･･
別クラスの女子に呼ばれて廊下に出てった岸先輩。
それを目で追うA先輩はどっか寂しそうで、切なそうで。
あぁ、やっぱA先輩のなかに俺はこれっぽっちも存在してないんやなぁって。
そう思うと余計悔しくて当たりたくもなる。
本当は迷惑がられてるのも、邪魔だって思われてるのもなんとなく勘づいてる。
だって俺が来なかったら、岸先輩との時間作れるじゃんか･･
でも俺はやめない。
だってそれが嫌なんやもん
俺はいつの間にか、A先輩の優しい性格を上手いこと利用しようとしてたのかもしれない。
だからA先輩は言ってこない。
来ないで、なんて
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平野かな(プロフ) - 岸くんと付き合うのもみたいです。 (2018年8月17日 6時) (
レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - しかし、この作品に登場する方たちは知らないというね...笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - からだ中の水分全部出すかのように涙流してました。いろんなすれ違いがあってもどかしい、主人公ちゃんの性格もいい影響をもたらしていて、良い構成の作品だと感じました笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
Y__1001kimiko(プロフ) - 後輩平野くんの続き待ってます (2018年5月22日 8時) (レス) id: c74ba2042b (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - 毎日の楽しみが一つ終わってしまって残念...！面白いストーリーでした(*´-`)続編もお気に入りして読みます！！ (2018年5月22日 7時) (レス) id: 3f9dc00853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年5月6日 11時
