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＊紫耀side
放課後に廉と寄り道してたら、急に雨が降ってきた。
雨宿りできる所がなかなかなくて、仕方なく廉の家にお邪魔することになった。
廉の家＝A先輩の家
その方程式が頭の中で固定されていた。
俺の迷う顔を悟ったのか廉が口を開く。
廉「ライバル居らんから今がチャンスやろ」
１ヶ月前のあの出来事から、一度もA先輩と関わりを持っていない。
直接、本人の口からどう思ってんのか、教えて欲しかったけど･･･
廉に傷つくだけだと言われ、それで大人しくなってしまう自分はなんてひ弱なんだろと情けなくもなった。
紫「いや、会うの気まずいって」
廉「やって気になるんやろ？まだ」
それでごもってしまったのは図星やから。
廉「彼女なんて選び放題やと思うけどなぁ〜」
家の前まで来てそんなことをボソッと言われた。
紫「嫌味みたいな言い方すんなよ」
廉「ならはっきりしぃや？」
当たって砕けろと言いたいのか･･
うまい方向に進む気がまったくしない。
家の中に入ったと思ったら、廉は一人でお風呂に行っちゃった･･
そんなの聞いてへん、
廉「俺が戻ってくる間に何かしら進展つくれ」
ボソッとそう言われたけど
久しく会ってない、しかも変な感じで終わったあの時間から今を取り戻すのにそんな短時間で出来るわけがない。
なかなか気が重くてそこに突っ立ってたらA先輩が玄関までやってきた。
久しぶりにちゃんと見たA先輩。
いつもは制服をキレイに着こなしてるけど、今日のA先輩はちゃうかった。
『とりあえず上がって？』
Tシャツにスウェット、。
いつも完璧でしっかりしてそうなイメージの人がこういうラフな格好してるとまさにギャップを感じる。
あんなことがあったのに、至って普通に接してくれるA先輩･･
でも、心のどっかで引っかかりを覚えてんのは確かだと思う。
俺だってそうやから。
そしたらそれをどう解消するか、考えれば考えるほど遠回りをする。
A先輩に頭をワシャワシャされてるだけで、心臓はバクバク･･
この音、聞こえてないかすごい心配になる。
それでこんな至近距離で目が合ってしまったら、冷静でいられる方がおかしい。
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平野かな(プロフ) - 岸くんと付き合うのもみたいです。 (2018年8月17日 6時) (
レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - しかし、この作品に登場する方たちは知らないというね...笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - からだ中の水分全部出すかのように涙流してました。いろんなすれ違いがあってもどかしい、主人公ちゃんの性格もいい影響をもたらしていて、良い構成の作品だと感じました笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
Y__1001kimiko(プロフ) - 後輩平野くんの続き待ってます (2018年5月22日 8時) (レス) id: c74ba2042b (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - 毎日の楽しみが一つ終わってしまって残念...！面白いストーリーでした(*´-`)続編もお気に入りして読みます！！ (2018年5月22日 7時) (レス) id: 3f9dc00853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年5月6日 11時
