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あれからもうすぐ１ヶ月が経とうとしていた。
岸は予定通り、家族とともに北海道に引越し･･
わたしの心の中はいつもポッカリと綺麗に穴が空いていた。
岸がいなくなって、まだ気持ちが落ち着かないのか･･
毎日、教室に会いに来てくれてた平野くんが、あれを機に現れなくたったからなのか･･
恐らくどちらもそうなのだろう。
登下校の時に、平野くんに群がる一年生を何度か目にしている。
本当ならわたしは彼女たちに妬まれる存在なのだろうけど、
きっと何も無いのは、私が先輩だってことと
廉の姉だから、ってことなのかな。
廉もなかなかモテるよなぁ〜とか思いながら一人で家まで帰る。
はぁ、いつも何かしら理由をつけては岸と帰っていた気がする。
いつも騒がしかった岸は、もういない。
隣で自転車をおして歩く彼の面影をどうにか探しながら･･
あっという間だった帰り道も、一人だととてつもなく長く感じる。
あいつは、愛されキャラだから、
きっと、あっちで仲のいい友達もすぐ見つかるだろう。
そして、彼女も･･･
なんで、あの時、わたしはあんな事を言ったんだろう。
それで、後悔をしてる訳じゃないけど
晴れないこのモヤモヤはなんのせいなのか･･
地面とにらめっこしていたらアスファルトにポツポツ、と･･･
水滴は増して、それはすぐに雨になった。
家は見えるところまで来ていたため、走ってその場をあとにした。
−−−−ガチャンッ
玄関の扉を締めるのと同時に
−−−−ザーザーッッツ
雨はもっと勢いを増した。
今日は雨が降るなんて、予報じゃ一言も言ってなかった。
わたしは外に干してある洗濯物を急いでとりこむ。
雨が降ってきてもう３０分は経ってるだろうか
外は完全に土砂降り。
空気は冷たくなって、寒気を感じるくらい。
その時、
−−−−ガッシャンッッツツツツ
玄関の扉が勢いよく開いたのが分かった。
それが誰かなんて一人しかいないのだが･･
廉「姉ちゃん風呂！！」
『沸かしてあるよ！』
リビングから玄関に向かってそう叫んだ。
廉「俺、先入るわ」
･･･ん？
今、誰に言ったの？
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平野かな(プロフ) - 岸くんと付き合うのもみたいです。 (2018年8月17日 6時) (
レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - しかし、この作品に登場する方たちは知らないというね...笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - からだ中の水分全部出すかのように涙流してました。いろんなすれ違いがあってもどかしい、主人公ちゃんの性格もいい影響をもたらしていて、良い構成の作品だと感じました笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
Y__1001kimiko(プロフ) - 後輩平野くんの続き待ってます (2018年5月22日 8時) (レス) id: c74ba2042b (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - 毎日の楽しみが一つ終わってしまって残念...！面白いストーリーでした(*´-`)続編もお気に入りして読みます！！ (2018年5月22日 7時) (レス) id: 3f9dc00853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年5月6日 11時
