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*紫耀side






午後の授業なんて全然頭に入らんくて、ずっと上の空だった。






−−キーンコーンカーンコーン







気付けば最後の授業が終わっていて周りはもう帰っていた。






廉「何ボーッとしとんの?」






廉に言われて慌てる。







廉「一緒に帰んねやろ?」







その言葉で一気に緊張してしまった。







カバンの中に教科書を入れながら深呼吸を繰り返す。








廉「大ごとやな(笑)」







やってA先輩やで?






大好きなあのA先輩と一緒に帰れるなんて大イベント。







廉と海人に別れを告げて、A先輩のクラスがある教室の前までやってきた。








廊下を歩いてるだけで、心臓はバクバク・・








帰るとき、何話そう。




寄り道とかA先輩は嫌かな?とか







色んなことを考えてるうちにあっという間に着いてしまった。







けど、やっぱり浮かれてたのは俺だけやったみたい。








教室からは何も聞こえずめっちゃ静か・・








チラッと中を見ると生徒はいなくて、机が綺麗に並んでるだけだった。








A先輩とすれ違ったかな、とか考えてその場を後にしようとしたのに・・








俺は地獄耳かもしれない。








そう強く思った








『え、嘘でしょ』







岸「いやガチガチ!!」








聞こえてきたのはA先輩と岸先輩の声。







放課後に二人で・・何話してんだろ








やめといた方がいいと知ってても、俺は気になってしまった。







そっと廊下から教室の様子を伺う。








・・・・・ッ!!








やっぱり見るんやなかった。







やっぱり、A先輩が教室に来てくれんのを待っとけばよかった。








ズキズキと胸が痛くなる・・







それは純粋な恋煩いとかの痛さじゃなくて、深く鋭い何かが刺さるような、そんな感覚。







−−−−ガタッ







そんな俺は動揺してしまい大きく音をたててしまった。







それに気付いて振り返る二人の視線・・








紫「・・ッなんで、」








俺ってこんなにモロかったっけ?






耐えられなくて走ってその場から逃げ出した。








A先輩が俺を呼ぶ声が聞こえてきたけど、それを止めたのは岸先輩で







やっぱり俺は、勝てないんや。







今度こそ、諦めなきゃいけないのかな。








俺が見たA先輩・・・








それは、岸先輩にキスされてる姿だった

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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , 永瀬廉   
作品ジャンル:タレント
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平野かな(プロフ) - 岸くんと付き合うのもみたいです。 (2018年8月17日 6時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - しかし、この作品に登場する方たちは知らないというね...笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
くねろ - からだ中の水分全部出すかのように涙流してました。いろんなすれ違いがあってもどかしい、主人公ちゃんの性格もいい影響をもたらしていて、良い構成の作品だと感じました笑 (2018年5月26日 10時) (レス) id: 26c053c045 (このIDを非表示/違反報告)
Y__1001kimiko(プロフ) - 後輩平野くんの続き待ってます (2018年5月22日 8時) (レス) id: c74ba2042b (このIDを非表示/違反報告)
サヤカ(プロフ) - 毎日の楽しみが一つ終わってしまって残念...!面白いストーリーでした(*´-`)続編もお気に入りして読みます!! (2018年5月22日 7時) (レス) id: 3f9dc00853 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2018年5月6日 11時

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