redriding_12 ページ12
＊Aside
友達「ねぇ、本当に廉くんと何も無いの？」
『え？うん』
事ある毎に私に確認をしてくるしつこい友達。
そんなに私の色恋沙汰に興味があるのだろうか、？
友達「えぇーほんっとにつまんない！！」
不貞腐れたように鞄をブンブン振っている。
『そんな事言われてもねぇ、ほらせっかくカフェ行くんだからそう機嫌ななめないでよ！』
友達と放課後に遊ぶのは滅多でもないが頻繁でもない。
友達「まぁそれもそうだね！」
やっと機嫌を戻してくれた友達だけど、
−−−ドンッ、！！
「いったッ、！」
よそ見をしていた事で男の人と派手にぶつかってしまった。
友達「あっ、ごめんなさい！」
すぐに頭を下げた友達だけど…
男「あ？お、めちゃくちゃ可愛いじゃん」
その相手は腕に刺青を入れていて、タバコを口に加えている。
後ろに連れが数人いたのか、あっという間に囲まれて身動きが取れなくなってしまった。…運が、悪かったのだ。
動揺している友達は私の背中に隠れて震えている。
『あ、あのッ急いでるんでごめんなさい！！』
勢いでその先を通り抜けようとするも簡単に通してくれるはずがない。
腕を掴まれると私の顔を片手で掴んで男が口角を上げた。
男「あれれー？この子あれじゃない？」
友達「Aッ…」
男2「何有名なの？」
男「父親が政治家とかでテレビ出てんだよ！めちゃくちゃ育ちのいいお嬢様」
男3「へぇ〜めちゃくちゃ汚したいんだけど(笑)」
顔を近づけられたから咄嗟に目をそらす。
男4「うわぁ、免疫なさそう。処女っぽいし！！」
男5「癖に刺さるわぁ〜！！」
『離してくださいッ！！』
強く追い払うけど、そんなの逆効果のようで…
男「うわ、かーわいっ！」
私の腕にしがみつく友達は訳が分からなくてひたすら泣いている。どう、しよう…、、
友達だけでも逃がしてくれないか商談しようと思っていたら、
紫「…おいッ」
『え？』
それはまだまだ聞き慣れないハスキーな、でも記憶に新しいけど、大好きな人の声だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1619人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーちゃん(プロフ) - 完結おめでとうございます！muheさんのお話が大好きなので自担以外のお話も全部読んで楽しませてもらってます；−；これからも応援してます！！(*^^*) (2022年9月12日 21時) (
レス) id: bf1357fbe3 (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ - 更新待ってました！嬉しいです。引き続き応援しています。 (2022年9月7日 16時) (レス) id: 8cd3c41795 (このIDを非表示/違反報告)
ohagi129(プロフ) - 応援したくなる〇〇ちゃんの感じが大好きです！！ヤンチャなのに実は一途な紫耀くんも、muheさんの描写でより素敵に感じます♡ (2022年8月8日 16時) (レス) @page36 id: 428451033d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きも楽しみにしています！！ (2022年7月26日 13時) (レス) @page35 id: ea96a1d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - とても大好きな物語です！更新楽しみに待っています！ (2022年5月27日 3時) (レス) id: ea96a1d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：muhe
| 作成日時：2021年6月21日 18時
