redriding_7 ページ7
＊Aside
次の日の朝、学校へ行けば話題は昨夜のことばかりだった。
「ねぇねぇ、昨日パトカー鳴ってなかった？」
「ああ、また▲▲高が他の学校と暴れてたらしいよ」
「んーっと、なんだっけ、えと…平野紫耀？」
「その名前よく聞くよねー」
「また警察沙汰だって」
周りが噂しているそれが本当だとすれば、やはり昨日見たあの人は、私の知っている紫耀くんなのだろうか、？
そうであって欲しいと思う反面、あの優しい紫耀くんが人を殴る、？想像さえしたくなかった。
廉「A…A、！」
『あ、ん？』
廉に呼ばれていたらしいが、私には筒抜けだったようだ。
廉「どうかしたん？」
『ううん、何もないけど』
廉「今日ボーッとしてへん？」
『え、そうかな？』
勘が働く廉は何かと私の異変に気が付く、。とぼけたところで、嘘は通用しないのだ。
廉「なんかあったん？」
『もう何年も会ってないんだけどね、…初恋の人が近くにいるような気がして』
今まで誰にも言わないできた…いや、言えなかったんだ。
でも誰かに相談したかったし、私の気持ちを肯定して欲しかった。そういう存在をずっと求めていたのは確かだ。
廉「初恋ねぇ、どんな人やったん？」
だから、廉ならいいかな、と。やんわりと話してみる事にした。
『優しい人。よく木に登ってたし、一言でいうならガキ大将みたいな」
木に登って降りれなくなった子猫を二人で助けてあげたりもしたっけ。
思い出せば愛おしいほど、懐かしい記憶が蘇る。だけど、そんな甘い時間は一瞬だけだった。
廉「Aのおとんとおかん、そういう奴と仲良くすんの許してくれなそうやけど」
私の家庭環境は自他ともに認めるものだ。一気に現実へと引き戻された。
『まぁ、それで疎遠になったんだけど』
廉「そうなんや」
『何してるんだろう？って未だに気になるんだよね』
廉「ふーん。恋してんねや、ソイツに」
『うん…皆には内緒ね？バレたら何言われるか分かんないし』
廉「どうしよっかなー」
『え、ちょっと！！言わないでよ？』
廉「まぁ考えとくわっ」
本当に他人事、みたいにクスクス笑っているから気に入らない。
やっぱり言わない方が良かっただろうか？
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あーちゃん(プロフ) - 完結おめでとうございます！muheさんのお話が大好きなので自担以外のお話も全部読んで楽しませてもらってます；−；これからも応援してます！！(*^^*) (2022年9月12日 21時) (
レス) id: bf1357fbe3 (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ - 更新待ってました！嬉しいです。引き続き応援しています。 (2022年9月7日 16時) (レス) id: 8cd3c41795 (このIDを非表示/違反報告)
ohagi129(プロフ) - 応援したくなる〇〇ちゃんの感じが大好きです！！ヤンチャなのに実は一途な紫耀くんも、muheさんの描写でより素敵に感じます♡ (2022年8月8日 16時) (レス) @page36 id: 428451033d (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きも楽しみにしています！！ (2022年7月26日 13時) (レス) @page35 id: ea96a1d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - とても大好きな物語です！更新楽しみに待っています！ (2022年5月27日 3時) (レス) id: ea96a1d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2021年6月21日 18時
