Vanilla_21 ページ21
･
『そんなに驚かないのはなんでだろ...』
廉「もしかして感ずいてた？」
『え？いや...え、どうなんだろ、でも私お酒入ってる時の記憶ないしなぁ、分かんないっ雰囲気？』
別にそういう訳でもないのに顔を歪める彼はまだまだ子どもっぽい。
『その顔なにっ？(笑)』
廉「酒飲んどる時のAさん、俺めっちゃ困るんすよ」
『なんで？』
廉「シラフの時にめっちゃ言ったろってずっと思っててん！！すぐ誘ってくるし、無駄に可愛いし...もうなんなん？俺が好きな事知ってた？」
『え』
そんなストレートに言ってくれるんだ、。
自分が思ってる以上に胸がうるさくてトキメキが増す。
廉「Aさんこそ...その顔なに？」
『ちょっと、ドキドキした』
そう言ってみると少し目を見開いてキョロキョロ目線を外す。
廉「なぁ、俺を困らせる言葉は酔ってる時だけにしてくれへん？」
黒スーツの時はいつもクールそうな癖して、今は関西弁で言いたい事をボロクソ言ってくる。
バーテンダーじゃなくて、大学生らしいそんな彼は少し耳が赤かった。
『ねぇ耳赤いよ？(笑)』
廉「誰のせいやっ」
『いたっ』
軽いデコピンに手で擦りながら彼の顔を見上げる。
酔ってる時の記憶なんて少しもないから無理な話だけど、、
お酒飲んでる時もこうやって耳を赤くしてくれた事あるのかな？
そんな事を一人で考えて心が軽く弾む。
『ねぇこれ見てよ！！』
廉くんとやってきたのはゲームセンター。
UFOキャッチャーの中に居座るマスコットが可愛くて目に止まる。
『この熊目付き悪くない？廉くんにそっくり！！』
廉「おい、どういう事やっ！！(笑)」
『ふへっ』
お酒が入ってなくても全然楽しいじゃん。
そう思った途端に申し訳なさなんてどうでも良くなってしまった。
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ゆー - 前から見させて頂いていて、今回の小説も面白いです！更新楽しみにしております。 (2020年2月12日 1時) (
レス) id: 7ed49a0414 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - もしよければ続きで裏出して欲しいです… (2020年1月14日 22時) (レス) id: 771a82acdb (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年10月27日 22時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2019年6月22日 20時
