Vanilla_11 ページ11
＊廉サイド
いつもみたいに長くてサラサラの髪の毛を耳に掛けたAさん。
その仕草にいちいち俺の心が持ってかれる。
...だけど、そこにはこの前返したばかりのピアスが小さく揺れていた。
それでよく分かる...大事なものなんや、って。
カイちゃんって誰やねん...、。
一人で嫉妬心に似たものと闘っていると彼女はフッと肩の力を抜いた。
『探すの面倒だし、平常運転でいこうかなっ！！』
廉「え？」
『とりあえず赤ワイン！！』
綺麗な顔しとんのに大人な雰囲気を崩すように無邪気に笑ってみせたAさん。
廉「とりあえずビールのノリで言わんとってくださいよ」
『ふへへっ』
コテンと頭を傾けて照れ笑いした彼女はきっと無自覚なのだろう...
そんな小悪魔的なしぐさ...アカンよ、。
シラフのAさんはもっと固真面目なのかと思っとった。
でも想像と全然ちゃう、。
なんか、雰囲気そのままで酔った時の可愛さを残しとる、...そんな感じ。
なんか、色々裏切られてしもうた。
アカン、俺思ってるよりもAさんの事めっちゃ好きやん、。
赤ワインは上品にたしなむお酒ってこの前伝えたはずなんに、、
『廉くんっ！！んっ』
それだけ言って差し出されたのは空になったグラス。
そんなグビグビ勢いよく飲まんでよ、。
美味しいのかもしれんけど、そんなスピードで飲んでたら.....
『れんくぅ〜ん...こっち来てぇ！！』
...出来上がってもうたやん。
やっと落ち着いて喋れる思うてたんに、、
はぁ、、俺の馬鹿っ、。
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ゆー - 前から見させて頂いていて、今回の小説も面白いです！更新楽しみにしております。 (2020年2月12日 1時) (
レス) id: 7ed49a0414 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - もしよければ続きで裏出して欲しいです… (2020年1月14日 22時) (レス) id: 771a82acdb (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年10月27日 22時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2019年6月22日 20時
