Vanilla_13 ページ13
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廉「寒いし危ないから勝手に外出んといてくださいよ」
『心配したぁ〜〜？？』
ずっとこの調子...ほんま怒っても効果はないから無駄なことはせんけど。
廉「心配やから家まで送ってくんです、分かりました？」
『ふふっ、ありがと』
見た目からして大人の綺麗な女性…色気なんて言っちゃえばダダ漏れみたいなもんやのに…
『よいしょっと！！』
白線の上を歩いてみたりちょっと子供みたいなとこが何か可愛い。
廉「なぁ、危ないから普通に...って、ちょッ！！」
注告の最中にヒールをグラつかせたAさん。
『うわぁっ！！』
呑気で間延びした声が響くけど、彼女は俺の胸におさまっていた。
廉「ほんまにもう...危ないですッ」
『廉くんちかぁ〜い！！カイちゃんに怒られちゃうねっ』
廉「だからカイちゃんって誰やねんッ」
『んふふふふふっ』
今のAさんに質問をしてもマトモな返しは返ってこない。
はぁ、ほんまに誰？
ピアス貰うくらいやから親しいんやろうけど、でも彼氏おらんって言ってたやん...誰やねんッ。
気がそっちに向いていてAさんから目を離していたら
廉「...ちょッ」
『んぅぅっ』
そのまま俺の胸におさまって目を瞑る。
まさか...寝ようとしてるん？
いや、あかんわッ家知らんし、。
いつもみたいにまたホテルに送ることなるやん...
廉「Aさん起きてくださいっ」
『眠いよぉぉ〜』
廉「寝られたら家分かんないですって」
『ん』
廉「え」
差し出されたのはスマホでその画面にはメモアプリが表示されていた。
『これ私の住所だよ？』
泥酔してる癖してなんでこういう時に頭回んねん。
でもまぁ、酔ってる本人の口から聞くより、シラフの時にメモったものの方が信用はできる。
そのまま彼女を支えてタクシーをよんだ。
『ねぇ廉くんはこのままバイバイ？』
また可愛いこと言ってくるやん...今日そういう日なん？
廉「ちゃんと玄関まで送ります」
『そっか！！良かったぁぁ〜』
コテンッと頭を預けてきて、アルコールの中でほのかに漂う彼女の香りを見つける。
廉「ほんっま知らんからな？」
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ゆー - 前から見させて頂いていて、今回の小説も面白いです！更新楽しみにしております。 (2020年2月12日 1時) (
レス) id: 7ed49a0414 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - もしよければ続きで裏出して欲しいです… (2020年1月14日 22時) (レス) id: 771a82acdb (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年10月27日 22時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2019年6月22日 20時
