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*Aside
食べる席に時間をとってちゃ後の作業に躓いてしまう。
知り慣れた彼らの席だし、毎度テーブル付近で会話をしているのもあって、彼らと一緒に朝食を摂ることにした。
『失礼します』
それで空いていた降谷くんの向かい席に腰を下ろしたけど.....
松「おいッ!!何で俺の隣に座んだよ!!」
案の定、ガン無視していた彼が噛み付いてきた。
彼ってほんと、誰にでもこういう態度なわけ?
萩「まぁまぁ陣平ちゃんそんな怖い顔しないっ」
『だってここ空いてたから…松田くんが嫌ならやっぱり違う席で食べようかな。あっち空いたみたいだし』
諸「気にしなくていいよ。松田は満更でもないんだし!」
降「ああ。こういうやつだから」
松「チッ。だいたい俺は許可出してねぇっつーの!!」
不機嫌そうに味噌汁をすする松田くん。
彼の機嫌がいい時なんて見た事ないけど、なんでいつもそんなにイライラしてるわけ?
そんな私の疑問を他所に、周りは妙な笑みを浮かべていた。なにそれ...なんか悪巧みの顔なんだけど。
伊「よーし!!分かった。」
『んえ?何が』
伊「そんなに席が気に食わねぇなら仕方ねぇな。おいA。俺と席変わろうぜ」
『へ?』
班長は私の斜め向かい。降谷くんの隣の席である。
諸「班長が隣なら松田も文句ないよね?」
松「あ?別にそういう問題じゃ...」
萩「そーと気まりゃAちゃん。降谷ちゃんの隣行きな!ほらほらっ」
半隣にいた萩原くんにそう催促されると向かいにいた降谷くんが片方の口角を上げた。
降「こっちにおいで、Aちゃん」
『あ、うんっ...そうする!』
松「だから何でそーなんだよ!!」
−−−グイッ!!
席を立とうとすれば松田くんに腕を掴まれる。
『え?』
松「お前も何言われたまんまになってんだ!!んなの席変わっても一緒だっつーの!!」
『え、あー…じゃぁ隣座ってもいいの?』
松「…勝手にしろ!!」
全然こっちを見てくれず、そのまま食事を再開させた彼。周りは何やらニヤニヤしているけど...え、これ本当に大丈夫?
諸「松田って案外独占欲強めだよね」
伊「だなっ」
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初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時