【名探偵コナン】警察学校の問題児くん【松田陣平】 (ページ17)

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＊萩原side

どうやら全てを察した後のようで、Aちゃんは詳しくを聞いてこない。ただ...

『ヤンチャするのも程々にね？まっ私は全然良いんだけどさっ！』

手を焼いて呆れてるにしては少し嬉しそうな表情。

このまま廊下に集団でいるのはかなり目立つ。俺らだったら尚更悪目立ちが良くて。

人を選んで、諸伏の部屋に身を集める事にした。

松「おい、お前も来んのかよ、...おいッ！！」

俺らに続いて諸伏の部屋に入ってきたAちゃんに一番疑問を抱く陣平ちゃん。

その本音と言ったら何のやら...。

『だってみんながこれ食べたらおかずのタッパとか、持って帰らないとだし』

伊「明日の朝でも良いんじゃねぇか？」

『どうせこの後また食堂に戻るから！』

諸「え、まだ仕事するの？」

『うん。明日の仕込みあるしっ！お米も研がないと』

「君たちが今手に持ってるおにぎり(それ)、本当は明日のお米だったんだよ」、なんて痛い事を言われる。

降「やる事多いだろうに気を遣わせちゃったみたいだね、すまない」

『全然っ！明日に支障が出たらいけないし』

降「それじゃぁお言葉に甘えて、いただきますっ！」

『どうぞどうぞっ』

Aちゃんと降谷ちゃんの、その一通りの会話の流れを飛んでもなく不機嫌な目で睨んでいる親友が一名。

俺の隣で黙ったまま不のオーラを全開中。

萩「陣平ちゃんっ」

松「んあ？」

萩「ガン飛ばしてないでAちゃんの隣行きゃ良いのに」

周りには聞こえない声でコソリと耳打ちしたが、

松「けッ誰が行くかよ！」

彼は気怠そうに舌打ちするだけ。分かりやすくジェラってんじゃん.....素直じゃないねぇ～。

Aちゃん、降谷ちゃんの隣にビッタリくっ付いてやんよ。本当にいいの？

諸「本当にお腹空いてたから助かったよ！」

『お役に立てて何よりっ！...あっその大きいのは伊達班長に』

伊「お！気が利くじゃねぇか！サンキューな！！」

『いえ～』

嬉しそうに微笑む彼女の何がそんなに気に触るのか…自分もありがとうって素直に言えばいいのに。

松「ん、お前ぇ適当に作ってきただろ」

『え？』

松「しょっぺーぞ！！これ！！」

やっとおにぎりを手に取ったと思えば...

何でそんな事言っちゃうかなぁ～、。