_4 ページ12
*Aside
血の気も無くなり、かなり危なかった所を伊達班長に助けられ一気に力が抜ける。
諸「Aちゃん大丈夫、?」
『う、うん…』
口ではそう言ったけど、本当のところは大嘘。
色んなトラウマが脳内をグルグルと駆け回って私が苦しむのを薄ら笑っているような、そんな悪魔のようなループに陥りそうだった。
諸「お水持ってくるからここ座ってて!」
諸伏くんが自分の座っていた椅子に私を誘い、水を取りに行ってしまう。
優しいな、という印象と同時に、、何か似たものを感じ取ったのは気のせいではない。
諸「もう大丈夫だよ。オレたちが隣にいるから」
同性なら背中を摩ったりするのだろうが、さっきの今だからなのか、元の彼の性格なのか…少しも触れずに隣にいるだけ。
真摯な振る舞いに心底、安心した。
『諸伏くん、ありがとうっ』
諸「うんっ。無事で何より!」
萩「にしても班長すげぇな。もしかして2人のこと好きだったりして」
伊「はー?」
何を言い出すのかと思えば…
萩「いいんだぜ?隠さなくても…俺そういうの気にしねぇし」
伊「んなわけねぇだろ!?俺彼女いるし!」
「「「「え?…ええええええええ!!!!」」」」
伊「お前ら驚き過ぎ…」
750人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「安室透」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時