【名探偵コナン】警察学校の問題児くん【松田陣平】 (ページ4)

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＊松田side

その日の夜だ。

風呂上がりにベッドに寝そべってボーッとその時を伸ばす。

萩「陣平ちゃん、風呂入ったのに絆創膏取らないの？」

松「んあ？」

俺の部屋に来ていた萩は、回転椅子に座って俺の顔を覗き込んでいた。

松「あー……」

剥がすのをすっかり忘れてたと言やそうだが、、ちょっと考え込んじまうのは認めたくねぇ。

慌てて絆創膏を勢いよく剥がした。

だけどその姿を見て何を思ったのか萩は呆れたように笑っている。

萩「わっかりやすいねぇ～」

松「何がだよッ」

全部お見通し…みてぇな表情を浮かべて楽しそうにしている萩が気に入らねぇ。

だから何がそんなに面白ぇんだよ。

萩「また明日絆創膏貰えばいいだけの話じゃん？」

松「けっ、面倒くせぇよ誰が貰うかッ」

萩「本当は欲しいんでしょ？喜んで貼ってくれるんじゃない？ Aちゃんならっ♪」

マジで…得意げな顔して言ってくんな。

松「はっ？俺まだ何も言ってねぇけど」

萩「顔に気になるって書いてるぜ、陣平ちゃん」

言わせりゃ好き勝手いいやがって…

松「おい萩ッ！！勝手な事言うなッ」

萩「え、違うの～？」

松「俺はお前と違って女には……」

女には…

興味も趣味もない。

そう言おうとする前に萩に言葉を被されてしまった。

萩「じゃぁAちゃんの事、口説いちゃおっかな～俺ああいう子めちゃくちゃタイプだし」

俺とは違って人当たりのいい(名前():アイツ)は、誰の誘いでも簡単に受け入れそうだ。

知らねぇ野郎と付き合ってるならまだしも、親友が手を出すなんて想像しただけで虫唾が走る。

松「…辞めろ」

萩「分かりやすくジェラってんねぇ」

松「チッ、アイツに色目使ったらいくら萩でも殴るからなッ」

萩「陣平ちゃんが言うと本当に殴りそうだから怖ぇよ。はいはい」

…とか言いつつ、めちゃくちゃ嬉しそうなのは何故だ。

完全に面白がってんだろ、俺の事。