muffler_32 ページ32
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友達１「Aどこ行くの？」
『ちょっと、トイレッ』
なんだか見てるのが心苦しくて反対側の出入口から廊下に出る。
紫耀くんを中途半端に待たせといて、一丁前に嫉妬だなんて私は自分勝手すぎる...
そんな自分が気に入らなくて歩く足を早めた。
−−−ドスンッ。
すると、足元ばかり見ていたせいか曲がり角で誰かにぶつかってしまった。
廉「いったッ」
『ごめんッ...って、あ、廉...』
それは偶然にも今、居合わせたら1番気まずい相手。
眉間にシワを寄せていたけど、
廉「前見て歩くって常識やぞ？」
昨日とは違う柔らかい雰囲気。
『あ、えと、』
廉「...昨日はごめんな？」
『え？』
また逃げそうだった私に、廉は先に謝った。
廉「言葉責めしてもうたやん昨日...Aがそういうん駄目なの知ってて、俺言いすぎたわ」
『...私も急に泣いてごめん』
廉「ちゃんと目見て言えって」
『あ、う...うん』
きっと癖になっているのだろう。
意識せずとも自信がなくなると人の目を見れなくなってしまう。
廉「俺紫耀みたいに全然優しくないから、なんで泣いたとか分からんねん」
『...』
廉「だからちゃんと言ってくれへんと全然分からん、昨日のことも...あの頃のことも」
『...うん』
勇気を振り絞って言葉にすれば、それだけで物事は案外上手くいく。
だけどそれを知るには少し遅かったみたいだ。
もっと早くに気付いていたかったな、。
紫「え、Aちゃん？」
『へ？』
元カノとの話を切り上げてきたのか、私と廉を交互に見ると一瞬寂しそうな顔をした紫耀くん。
その瞳は少し揺れていた。
廉「んじゃ」
『えっ？』
私と紫耀くんを残して先に教室へと戻ってしまった廉。
また、言うタイミングを逃してしまった。
紫「Aちゃん」
『あ、はいっ』
紫耀くんに名前を呼ばれて我に返る。
紫「今日、一緒に帰ろ？」
『うん、いいよっ』
いつもみたいに優しく微笑む彼だけど、やっぱりちょっと寂しそうにも見えたんだ。
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yura(プロフ) - 紫耀くん可愛いすぎて胸が苦しいです🥰 (11月29日 23時) (
レス) @page44 id: 4e4aa987df (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます〜！無事に紫耀くんとくっ付いて安心しました(；＿；)新作も楽しみにしてます！無理せず頑張ってくださいね！(*^^*) (2020年5月10日 20時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 続き待ってました〜！もやもやするところで終わって辛いッ笑、更新頑張ってください！( ´ ▽ ` ) (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
Anzu1134(プロフ) - とってもおもしろくて切なくて大好きなお話です。 これからも更新がんばってください! (2019年10月23日 0時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新嬉しいです〜(；＿；)また最初から読み返しました！！このお話大好きです！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年12月15日 21時
