muffler_31 ページ31
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それは次の日のこと。
友達1「なんかいい事あった?」
『え?』
友達にそんなことを言われて頭の中をぐるぐる巡る。
友達2「昨日紫耀くんと家の近くいたってクラス中で噂なってるよ?」
『え...そうなの?』
ニヤニヤしている彼女たちに少し面倒くさくなる。
『マジで?』
友達1「ねぇねぇどういう関係なのっ?マフラーまで揃えちゃってさぁ!」
『いや、夜遅かったから送ってもらっただけだよ』
あまり大事になっても困るから当たり障りない言葉で流す。
でもそれは逆効果だったのか...
友達2「きゃぁ!!夜遅くまで2人で何してたのっ!!」
勝手に舞い上がって、盛りあがってしまった。
『ちょっとっそんなんじゃないって!!何も無いから!!』
変な噂がたってしまったら、それはそれで紫耀くんに申し訳なくなる。
そんな事を考えていると...
友達1「ん?なんか廊下うるさくない?」
『え?』
友どちにそう言われて目線を外すと、教室の外が何やら騒がしかった。
友達2「えっ、あの女の子って2組じゃん」
そこに居たのは綺麗な女の子。
クラスは遠いし初めて見る顔だった。
廊下から教室の中を見渡して誰かを探している。
『このクラスに友達いるんだね』
友達1「え、A知らないの?!」
『何が?』
その時、彼女はある男子に向かって大きく名前を呼んだ。
「紫耀っ!!」
そこで胸の奥がギュッと嫌に締め付ける。
言われる前に、感ずいてしまった。
友達2「あの子、紫耀くんの元カノだよ?」
『...そ、なんだ』
元カノ「ちょっと来て!」
紫「ん?え、なんでいんの(笑)」
元カノを見るなり笑いながらすぐに席を立った紫耀くん。
手招きされて廊下に出ていった。
友達1「紫耀くんって別れたら友達に戻れるタイプなんだね」
元カノという事は、紫耀くんが好きだった人。
あんな美人な人を好いていたなんて...私にはダメージでしかない。
まぁ、紫耀くんがあんだけカッコよかったらそりゃ選ぶ相手も相手だけど、、
なんか勝手に裏切られた気分だった。
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yura(プロフ) - 紫耀くん可愛いすぎて胸が苦しいです🥰 (11月29日 23時) (レス) @page44 id: 4e4aa987df (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます〜!無事に紫耀くんとくっ付いて安心しました(;_;)新作も楽しみにしてます!無理せず頑張ってくださいね!(*^^*) (2020年5月10日 20時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 続き待ってました〜!もやもやするところで終わって辛いッ笑、更新頑張ってください!( ´ ▽ ` ) (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
Anzu1134(プロフ) - とってもおもしろくて切なくて大好きなお話です。 これからも更新がんばってください! (2019年10月23日 0時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新嬉しいです〜(;_;)また最初から読み返しました!!このお話大好きです! (2019年10月22日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muhe | 作成日時:2018年12月15日 21時