muffler_27 ページ27
＊廉サイド
紫「なぁ廉」
廉「ん？」
紫「なんで廉はAちゃんのこと呼び捨てなの？」
廉「...中学が一緒やったから」
紫「ふーん」
今思えば、あん時から紫耀は感ずいていたのかもしれない。
毎日の変わらない生活の中で、急に紫耀の表情が変わった時、あぁコイツ好きな人出来たんやなって。
それはそれでめでたい事やし、普通に話聞いて応援したろ...そう思ってた。
けど、
紫「Aちゃんって電車通学？」
紫「なぁAちゃんって何部だったの？」
紫「Aちゃんってどんな子？」
俺に聞いてくる事がピンポイントに特定の人を指していて...
なんで寄りによってAなのか。
その面影を消したくて、必死に彼女を作っては必死に好きになろうとして...
でもそれはどれも上手くいかなかった。
自分から関わりを減らせば、その傷は自然と癒えてく。
そう思ってたんに...
紫「俺さ...Aちゃん好きなんだけど、どう思う？」
紫耀がそれを俺に伝えてきた時...
忘れたくても忘れられへん理由が出来てしまった。
隠してるつもりはなかった...最初は。
でも言ってしまったら、何かが壊れてきそうで...
俺は今の何も残っていない状態でも、
"Aと付き合ってた" という事実をずるずるに引きずっていた。
未練ばかりで募ってく気持ちに嘘をついてまで、紫耀を応援は出来なかった。
でも、紫耀の必死な表情に嫌な気はしなかった。
Aの次の人がどこのどいつかも知らんやつより、信用しきった目の前の奴なら...
そう心を折って、見守ってたはずなんに。
いつだって何かを我慢して、
言いたい事言わんようなAの言動が昔と重なってまたイライラに変わる。
あん時も一緒...俺だけが好きみたいでアイツは顔を曇らせるだけ。
こっちが必死になっても、Aはそれに答えてはくれなかった。
俺と同じ思いを紫耀にはして欲しくなかった。
なのに、なんで泣き出すん？
俺が何したって言うん？
紫耀のために、Aのためにってした行動が
なんで2人を悲しませる事になんねん...
紫耀に睨まれるだけ...俺は2人の背中を見届けることしか出来なかった。
なぁ、A...
俺はまだ、好きなんやで？
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yura(プロフ) - 紫耀くん可愛いすぎて胸が苦しいです🥰 (11月29日 23時) (
レス) @page44 id: 4e4aa987df (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます〜！無事に紫耀くんとくっ付いて安心しました(；＿；)新作も楽しみにしてます！無理せず頑張ってくださいね！(*^^*) (2020年5月10日 20時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 続き待ってました〜！もやもやするところで終わって辛いッ笑、更新頑張ってください！( ´ ▽ ` ) (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
Anzu1134(プロフ) - とってもおもしろくて切なくて大好きなお話です。 これからも更新がんばってください! (2019年10月23日 0時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新嬉しいです〜(；＿；)また最初から読み返しました！！このお話大好きです！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年12月15日 21時
